Nofo Skies/Alex Sipiagin
飛び飛びにですけど、また新譜です。と言いつつこのアルバム、4月22日の発売となってました。情報が遅れた上に、注文でもまとめてなので時間がかかり、今になってしまったというわけ。フロント3管がAlex Sipiagin、Chris Potter、Will Vinsonときては聴かずにいられないです。でも、聴いた感じではすごいことをやっているんだけど、こういうサウンドだとやはりマニア受けなのかなあ、とは思いますけれども。演奏自体は素晴らしいんだけど、これを受け入れる人は多くないのでは、という気もしています。やはりジャズも沼に落ちる、というような表現が的確かもしれませんね。ともあれ、常人にはできないようなフレーズやアンサンブルが満載なので、まずストリーミングで聴いてみては(と書くのも時代の流れかなあ)。
Nofo Skies/Alex Sipiagin(Tp)(Blue Room Records)(輸入盤) - Recorded September 5 and 6, 2018. Chris Potter(Ts), Will Vinson(As), John Escreet(P, Key), Matt Brewer(B), Eric Harland(Ds), Alina Engibaryan(Vo) - 1. Rush 2. NoFo Skies 3. Recovery 4. Savoir 5. Sky 1 6. Shadows 7. Start Of... 8. Sky 2 9. Between AM's 10. For You
(19/10/10)9曲目の作曲とすべての作詞をAlina Engibaryanが、他は全曲Alex Sipiaginが作曲。収録時間は76分。まず、メンバーがスゴい。よくこれだけ集まったなあ、と思う。1曲目から4ビートではなくて現代のアコースティック・ジャズという感じで進んで行き、ちょっとラフなサウンドだけどその混沌加減もいいし、キメのハーモニーの部分がかなりカッコいい。おおむねそういう路線ではあるも、曲によってサウンドの色合いが違っていて、まとまり具合とか外し具合がやはりこのくらいの腕の人たちでなければ出来なさそうな感じ。3、6、9-10曲目のヴォーカル曲では、浮遊感漂う、不思議なメロディでさりげなくせまってきます。ベースもアコースティックとエレクトリックの曲と両方。4曲目も複雑な3管のテーマのノリの良い曲。
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