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2019/10/27

Abercrombie Quartet/John Abercrombie

1164ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のアルバムを聴いていきます。これがCDBOXになったのは’15年のことで、かなり最近です。この後のアルバム「M」でのリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーの確執で彼の関連のアルバムが廃盤にされたことと関係あるのでしょう。解禁になったのがつい最近なので、かなり根は深かったのでしょうね。このアルバムを聴いても、やはりジャズとか4ビートとか、ECMが一貫して目指しているものとはちょっと違うところにあるような気もしてます。それでも、このメンバーだったら出せばある程度は売れていただけに、非常にもったいなかったなあ、という気持ちもありますけれど。

 

Abercrombie Quartet/John Abercrombie(G, Mandolin)(ECM 1164)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded November 1979. Richie Beirach(P), George Mraz(B), Peter Donald(Ds) - 1. Blue Wolf 2. Dear Rain 3. Stray 4. Madagascar 5. Riddles 6. Foolish Dog

(19/10/22)ジョン・アバークロンビー作が1-2、6曲目、リッチー・バイラーク作が3-5曲目。実質的には双頭バンドか。なだらかな出だしで哀愁のテーマがはじまったのち、アップテンポの4ビートでモーダルなサウンドで突き進んだり戻ったりの1曲目、長めのベース・ソロではじまり、割と自由なテンポで4人が寄り添いながら演奏するバラードの2曲目、8分の6拍子で、多少の浮遊感を伴いつつ入り組んだフレーズをギターが弾きながら、ベースも時々ウォーキングする3曲目、耽美的なソロ・ピアノではじまり、その後少しずつ盛り上がるもメロディが印象的な4曲目、8ビートも効いていてモーダルな感じで全体的に割とハードに攻めている5曲目、しっとり感が強めのメロディの良いバラードでジャズに寄り添いつつ進む6曲目。

(注)「The First Quartet/John Abercrombie(G)」(ECM 2478-80)として’15年に3枚組CDBOXとして再発。初CD化。

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