Playground/Steve Kuhn/Sheila Jordan Band
ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売聴きのアルバムです。CDBOXで’08年には聴いていたのですが、BOXでのおおざっぱなコメントしか書いてないので、当時聴いたことを忘れていて、こんなアルバムだったっけかなあ、と思いながらの聴き直しです。これも当初CD化されなかった理由があるとすれば、一部の4ビートと、ECMにしては元気な場面が多いことかなあ、と思います。これらはある時期、とくにリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーの確執があってからは、徹底的に排除されていたように感じます。それが時期的にはその後にCD黎明期だったのでなおさらかな。LPでいったん廃盤という。まあ、これに関しては想像の域を出ないのですけれども。さて、現在でも未配信の3枚を除いて、あとECM本編で20枚。(JAPOも13枚ありますが、これは先になるかも。)年内には終える事ができるかな。
Playground/Steve Kuhn(P)/Sheila Jordan(Voice) Band(ECM 1159)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded July 1979. Harvie Swartz(B), Bob Moses(Ds) - 1. Tomorrow's Son 2. Gentle Thoughts 3. Poem For No. 15 4. The Zoo 5. Deep Tango 6. Life's Backward Glance
(19/10/20)全曲スティーヴ・キューンの作曲。シーラ・ジョーダンのヴォイスが興味深いところ。普通のジャズ・ヴォーカルの曲のようにメロディアスで美しい、それでいてヨーロッパ的な雰囲気を漂わせている、耽美的なピアノがいいバラードの1曲目、不思議でメカニカルなピアノではじまり、そこから厳かな雰囲気と思ったら、少しして4ビートの効いた雰囲気での盛り上がりもある2曲目、出だしは速いパッセージのベースを背景にヴォーカルが絡んでいく、半分テンポが自由になってからあと中盤でガンガン盛り上がる3曲目、キラキラとしたピアノと力強さが同居していて印象的な4曲目、10分台のタイトル通りタンゴで進んでいく、どこか新しい感じもある5曲目、しっとりとしたソロ・ピアノではじまり、ヴォーカルがじわっとくる6曲目。
(Life's Backward Glances - Solo And Quartet/Steve Kuhn(ECM 2090-92)で再発 ’08年)初CD化
« Dawn/Double Image | トップページ | Depart/Azimuth with Ralph Towner »
「音楽」カテゴリの記事
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- Arvo Part/Tractus(2023.11.22)
- Call On The Old Wise/Nitai Hershkovits(2023.11.21)
- Thomas Larcher/The Living Mountain(2023.11.20)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
「ECM1151-1200番」カテゴリの記事
- First Avenue(2019.11.03)
- M/John Abercrombie Quartet(2019.11.02)
- Lifelines/Arild Andersen(2019.11.01)
- Easy As Pie/Gary Burton Quartet(2019.10.31)
- Music By/Barre Phillips(2019.10.30)
« Dawn/Double Image | トップページ | Depart/Azimuth with Ralph Towner »
コメント