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2019/10/25

Playground/Steve Kuhn/Sheila Jordan Band

1159 ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売聴きのアルバムです。CDBOXで’08年には聴いていたのですが、BOXでのおおざっぱなコメントしか書いてないので、当時聴いたことを忘れていて、こんなアルバムだったっけかなあ、と思いながらの聴き直しです。これも当初CD化されなかった理由があるとすれば、一部の4ビートと、ECMにしては元気な場面が多いことかなあ、と思います。これらはある時期、とくにリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーの確執があってからは、徹底的に排除されていたように感じます。それが時期的にはその後にCD黎明期だったのでなおさらかな。LPでいったん廃盤という。まあ、これに関しては想像の域を出ないのですけれども。さて、現在でも未配信の3枚を除いて、あとECM本編で20枚。(JAPOも13枚ありますが、これは先になるかも。)年内には終える事ができるかな。

 

Playground/Steve Kuhn(P)/Sheila Jordan(Voice) Band(ECM 1159)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded July 1979. Harvie Swartz(B), Bob Moses(Ds) - 1. Tomorrow's Son 2. Gentle Thoughts 3. Poem For No. 15 4. The Zoo 5. Deep Tango 6. Life's Backward Glance

(19/10/20)全曲スティーヴ・キューンの作曲。シーラ・ジョーダンのヴォイスが興味深いところ。普通のジャズ・ヴォーカルの曲のようにメロディアスで美しい、それでいてヨーロッパ的な雰囲気を漂わせている、耽美的なピアノがいいバラードの1曲目、不思議でメカニカルなピアノではじまり、そこから厳かな雰囲気と思ったら、少しして4ビートの効いた雰囲気での盛り上がりもある2曲目、出だしは速いパッセージのベースを背景にヴォーカルが絡んでいく、半分テンポが自由になってからあと中盤でガンガン盛り上がる3曲目、キラキラとしたピアノと力強さが同居していて印象的な4曲目、10分台のタイトル通りタンゴで進んでいく、どこか新しい感じもある5曲目、しっとりとしたソロ・ピアノではじまり、ヴォーカルがじわっとくる6曲目。

(Life's Backward Glances - Solo And Quartet/Steve Kuhn(ECM 2090-92)で再発 ’08年)初CD化

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