Depart/Azimuth with Ralph Towner
ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のアルバムを聴いていきます。CDBOXの3枚目のこのアルバム、何とラルフ・タウナーが参加していて、グループによく溶け込んでいるし、存在感があります。演奏している曲は難しそうなのに、難なく弾いてしまっているのがスゴいですね。それにしても、作曲のジョン・テイラーのマイペースぶりもすごくて、結局この3枚のアルバムのそれぞれの違いはというと、あまりよく分かりませんでした。ただ、当時目指していたECMの音に近かっただろうことは、おそらく間違いはなく、それはいち早く別番号でCDBOX化につながったんだろうと思います。まあ、1度は聴いておいてもいいと思うアルバムです。
Depart/Azimuth with Ralph Towner(G)(ECM 1163)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded December 1979. John Taylor(P, Org), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh) - 1. The Longest Day 2. Autumn 3. Arrivee 4. Touching Points: From The Window - 5. Wildfall - 6. The Rabbit - 7. Charcoal Traces 8. Depart 9. The Longast Day (Reprise)
(19/10/22)全曲ジョン・テイラーの作曲で、作詞はノーマ・ウィンストン。ラルフ・タウナーがゲスト参加で、存在感があります。1曲目からやや静かな、哀愁を伴ったピアノとベースに、途中からホーンが乗っかって淡々と進む1曲目、静かで浮遊感を伴ったヴォイスが不思議な感覚をもたらしている11分台の2曲目、ソロ・ピアノではじまりギターが控えめに絡んできて、温度感低くホーンが朗々と鳴っている3曲目。4-7曲目は組曲で、CDでは小曲ごとに曲番が分かれてます。1-4分台の静かな小品(断片?)が続いていく。出だしで非常にゆったりとしたホーンとヴォイスのユニゾン、その後クラシック的なピアノを伴奏にヴォーカルとホーンが展開していくタイトル曲の8曲目、1曲目のリプライズで淡々と進んで幕を閉じる9曲目。
(注)CDではECM 1546-48で再発
« Playground/Steve Kuhn/Sheila Jordan Band | トップページ | Abercrombie Quartet/John Abercrombie »
「音楽」カテゴリの記事
- Spirit Fall/John Patitucci(2025.03.10)
- Skrifum/Jon Balke(2025.03.09)
- Lullaby/Mathias Eick(2025.03.08)
- Winter Poems/Yuval Cohen Quartet(2025.03.07)
- Just/Billy Hart Quartet(2025.03.06)
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- Skrifum/Jon Balke(2025.03.09)
- Lullaby/Mathias Eick(2025.03.08)
- Winter Poems/Yuval Cohen Quartet(2025.03.07)
- Just/Billy Hart Quartet(2025.03.06)
- Under The Surface/Julia Hulsmann Quartet(2025.02.06)
「ジャズ」カテゴリの記事
- キングインターナショナル、4月25日に事業終了とのこと(2025.03.13)
- Spirit Fall/John Patitucci(2025.03.10)
- Skrifum/Jon Balke(2025.03.09)
- Lullaby/Mathias Eick(2025.03.08)
- Winter Poems/Yuval Cohen Quartet(2025.03.07)
「ECM1151-1200番」カテゴリの記事
- First Avenue(2019.11.03)
- M/John Abercrombie Quartet(2019.11.02)
- Lifelines/Arild Andersen(2019.11.01)
- Easy As Pie/Gary Burton Quartet(2019.10.31)
- Music By/Barre Phillips(2019.10.30)
« Playground/Steve Kuhn/Sheila Jordan Band | トップページ | Abercrombie Quartet/John Abercrombie »
コメント