Patchwork/Steve Khan
久しぶりの新譜聴き。ECMのストリーミング聴きも楽しいのですが、新譜の方が読者の方には興味があるようだし、私も早く聴いてみたいというのもあります。なかなか時間が取れないので、交互になることもあるかと思います。今日のスティーヴ・カーン、少なくとも3作はラテン・フレイバーのアルバムを作ってますけど、これまた彼自身でしかできないようなサウンドなので、今回も久しぶりのリーダー作だったので、聴いてみました。9曲目は作曲者本人がキーボードでも参加してますが、ラテンでも現代ラテンで、むしろチック・コリアあたりの影響もあるのかな、という感じも受けました。でも、大半は割とリラックスして聴けるカーン流のラテンなので、77分収録とはいっても、けっこう楽しんで聴けると思います。やっぱりカーンだな、と思った新譜でした。
Patchwork/Steve Khan(G)(Tone Center)(輸入盤) - Recorded March 17 and 18, 2019. Ruben Rodoriguez(Baby B, B), Dennis Chambers(Ds), Marc Quinones(Per), Bobby Allends(Conga), Rob Mounsey(Key, Orchestrations on 3, 6), Randy Brecker(Flh on 5), Bob Mintzer(Ts on 2), Tatiana Parra(Voice on 8), Jorge Estrada(Key on 9, Arr on 9) - 1. Epistrophy 2. C. & D. 3. Bouquet 4. Naan Issue 5. A Shade Of Jade 6. Too Late Now 7. T. & T. 8. The Journey Home 9. Huracan Clare
(19/10/07)スティーヴ・カーン作は4曲目のみで、ジャズメン・オリジナルが多め。オーネット・コールマン作の2、7曲目、ボビー・ハッチャーソン作の3曲目、ジョー・ヘンダーソン作の5曲目、キース・ジャレット作の8曲目など。ラテンのオリジナル曲も9曲目にありますが、ジャズ作もマイペースなラテン・サウンドで、浮遊感のあるギターで気分よく聴かせます。どの曲もテーマはあるものの、カーンのペースに巻き込んでいる曲が多く、それが77分収録。彼のファンにはたまりませんね。それをデニス・チェンバースとラテン・パーカッショニスト達でリズムを巻き込んでしまうのも、前から続くパターンで心地良いです。3曲目のように渋い曲も。オリジナルの4曲目も他の曲に溶け込んでいます。キース作の8曲目は15分台もの大作。
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