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2019/10/22

The Touchstone/Azimuth

1130 ECMのこの番号では未CD化、別番号でCDBOX発売のアルバムが続いています。ストリーミング配信だけの未CD化作品を含めて、初期の頃よりもここから後の方が多くなっているので、たぶんメディアがLPからCDに変わりつつある時の変化の影響がけっこうあったのかもしれません。このアルバムはいち早く3CDBOX化されてますけど、内容を聴く限り、ECMらしいんだけどちょっと地味めな印象もあって、早い時期のBOX化は正解だったんではないかと思います。編成もピアノ、ヴォイス、トランペットですしね。聴く人の心に刺さるかどうかは聴く人次第で、個人的には好きなんだけど、単独でCD化されていたら印象は違ったものになったかもしれないなあ、と思います。

 

The Touchstone/Azimuth (ECM 1130)(この番号では未CD化、別番号でCDBOX発売) - Recorded June 1978. John Taylor(P, Org), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh) - 1. Eulogy 2. Silver 3. Mayday 4. Jero 5. Prelude 6. See

(19/10/18)全曲ジョン・テイラーの作曲、そしてノーマ・ウィンストンの作詞。このアルバムも静かで、今回はアコースティックな雰囲気。出だしと終わりはオルガンをバックにフリューゲルホーンが朗々と鳴り響き、ピアノでリズムカルになってヴォイスが幻想的に絡む1曲目、カチッとしたピアノに誘われてやはり浮遊感のある進行でヴォイスが印象的な2曲目、やはりクラシック的なソロ・ピアノではじまり、陰影のある流れでほーんとのデュオも美しい3曲目、ヴォイスではじまり時に多重録音でのヴォイスと暗い影のある、時にパルス的なピアノが印象深い4曲目、ヴォイス(またはホーン)とピアノとのデュオで、温度感低く語りかけてくる静かな5曲目、オルガンの持続音でゆったりと、他の楽器と進んでいく、瞑想しているような6曲目。

(注)CDではECM 1546-48で再発

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