In Haarlem/Paul Bley
ポール・ブレイの14日目。これで’60年代を抜け出せるか。再演曲と収録時間の長さ、そして曲の終わりの拍手でライヴ演奏と改めて認識しました。スタジオ録音では凝縮して、そしてライヴでは長めに時間を取って自由に、というのはやっぱりあると思います。このアルバムを聴いたホームページをはじめた頃の認識がだいぶずれていて、このアルバムもアルバムコメントをかなり手直ししました。当時もいちおう全部聴いているはずなんですけど、読んだ感じ、1曲目しか聴いていないような感想になってました。まだまだ当時の音源で耳にしていないものもあると思いますが、とりあえずは手持ちだけで先に行こうと思います。
In Haarlem/Paul Bley(P)(Freedom) - Recorded November 4, 1966. Mark Levinson(B), Barry Altschul(Ds) - 1. Blood 2. Mister Joy
2曲ともアーネット・ピーコックの曲。収録時間は42分のライヴ。両方とも「Blood」からの再演曲で、しかも20分前後の曲が2曲。曲の流れもドラマチックかと思います。テーマだけでもちゃんと作曲者のある曲を演奏しているところもすごい。ただ、2曲目はあまりフリーっぽくはなく、ある程度曲としてちゃんとしています。特に1曲目で’60年代の往年のフリージャズの特徴と、ポール・ブレイ独自のサウンドの部分を併せ持ってますけど、やはり時代のせいか、混沌とした部分も目立ちます。各曲時間が長いので、それぞれのソロにも十分時間を割いて、そして流動的にまた3人になっていったりと、柔軟性は十分あります。ただ、その特殊性からするとやはり聴く人を選ぶアルバムなんでしょう。そういうものだと思って聴くと良いか。
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