Dual Unity/Paul Bley/Annette Peacock
ポール・ブレイの15日目。おそらく’70年代に入っていると思われますが、アーネット・ピーコックとの共作で、しかもシンセサイザーやキーボードを多用しているアルバム。手持ちの中では類似のアルバムが無いので、たまたまこういうことを時代の流れでやってみました的なところがあると思い、何回も聴く予定はありませんけど、今回聴いたことで、このアルバム、多少プラス評価の方に向かいました。まあ、ここでもカーラ・ブレイやアーネット・ピーコック(元ゲイリー・ピーコック夫人)との関係がいろいろあるのだろうとは思いますけど、それはここでは言及せず。17分もある1曲目より、後半の方が個人的には興味深かったかな。
(追記)ある方から、録音日の情報をいただきました。ありがとうございます。
"Club B14", Rotterdam, Netherlands, March 26, 1971
"Espace Cardin", Paris, France, November 16, 1971
Dual Unity/Paul Bley(Key, Synth)/Annette Peacock(Key, P, B, Vo etc)(Freedom) - Recorded 1970-1972? - Han Bennink(Ds on 1-2), Mario Pavone(B on 3-4), Laurence Cook(Ds on 3-4) - 1. M.J. 2. Gargantuan Encounter 3. Richer Scale 4. Dual Unity
ちょっと録音年月が分からなかったのですが、大半が2人の共作(1曲目がアーネット・ピーコック作、2-4曲目が2人の共作)。ただし、シンセサイザーの黎明期のサウンドなので、今のテクノロジーからすればずいぶん時代を感じるサウンドかも。ヴォーカルもあり。ノイズミュージックの走りのようなものも。これも構成されたものとフリー的なものとの合わさったものかもしれないですけど、ひとつの時代を過ぎて行った彼らの経歴としては興味深いかも。ドラムスは全曲に、エレクトリック・ベースは1、3-4曲目にクレジットがあるので、当時の電化プレイの影響を受けているのは間違いないとは思います。ただ、歴史的価値としては面白いですが、電気楽器の宿命で、時代を感じさせる部分もあります。記録として聴くアルバムか。
« In Haarlem/Paul Bley | トップページ | Paul Bley/NHOP /Paul Bley and Niels-Henning Orsted Pedersen »
「音楽」カテゴリの記事
- Dedications/Michel El Malem(2023.02.07)
- Drifting/Mette Henriette(2023.02.05)
- Thunder/Stephan Micus(2023.02.04)
- A Short Diary/Sebastian Rochford(2023.02.03)
- J.S. Bach/Andras Schiff/Clavicord(2023.02.02)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Dedications/Michel El Malem(2023.02.07)
- Drifting/Mette Henriette(2023.02.05)
- Thunder/Stephan Micus(2023.02.04)
- A Short Diary/Sebastian Rochford(2023.02.03)
- My Palette/外山安樹子(2023.02.01)
« In Haarlem/Paul Bley | トップページ | Paul Bley/NHOP /Paul Bley and Niels-Henning Orsted Pedersen »
コメント