Live Again/Paul Bley & Jesper Lundgaard
ポール・ブレイの20日目。これも共演作なんですけど、どうやらここの元になるホームページのうち、彼の特集はかなり初期に作ったらしく、配列も変更多いし、アルバムコメントも前のものを使う部分が少ないし、という感じで進めています。それでも、彼の共演者では、スティープル・チェイス・レーベルのイェスパー・ルンゴーもオーソドックスながらも何枚かに参加していて、十分インパクトは残していると思います。この時期また彼は多作になりますが、その中でもスティープル・チェイスで残した録音は、彼にしては珍しくスタンダード寄りのものが多かったということで、印象深いものになってます。そもそも、フリー系統の人ですしね。
Live Again/Paul Bley(P) & Jesper Lundgaard(B)(Steeple Chase) - Recorded March 26, 1986. - 1. Ictus 2. Pent-Up House 3. Diane 4. If I'm Lucky 5. Blues Waltz 6. Rebecca 7. All The Things You Are 8. If I Loved You 9. What'll I Do? 10. Willow Weep For Me
デュオでのライヴ。ポール・ブレイ作が5-6曲目、カーラ・ブレイ作が1曲目で、他はスタンダードないしはジャズメン・オリジナル。ここでもオーソドックスなイェスパー・ルンゴー(B)が相手で、スタンダードが多いという事で、かなり聴きやすいアルバムに仕上がっています。もともとがこういうメロディアスな演奏もできる人なので、このところの回帰で美しいピアノを堪能することができました。「マイ・スタンダード」とはトリオとデュオという違いはありますが、流れとしてはこっちの方向に来るのでは。休にこの時期開花させたようなスティープル・チェイスのスタンダード路線ですが、これも素養と実力があるからこそ。デュオですけど、その緊密なやり取りで、ドラマーがいなくても、こっち方面は十分OKだよという意志を示しています。
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