Diane/Chet Baker/Paul Bley
ポール・ブレイの9日目。共演・参加作の方を先に聴いてしまって、年代も一気に飛び’85年録音。これで共演・参加作は一段落なんですが、ホームページ初期の頃のものなので、実はリーダー作の方に共演作がかなり混ざっています。それは追い追い直していくとして、先にこのアルバムを聴いてみたかったのです。チェット・ベイカーは、あくまでもマイペースを貫き通している感じで、ブレイの方が合わせてますが、トンガリフレーズはなく、ごく普通に演奏しています。もっとも彼の出だしは’50年代だったけど、普通のピアニストでしたので、フリーしか演奏しない人とはわけが違います。スティープル・チェイスからは何枚も出してますが、他にもこういうアルバム、あったか聴いていきたいと思います。
Diane/Chet Baker(Tp, Vo on 2)/Paul Bley(P)(Steeple Chase) - Recorded February 27, 1985. - 1. If I Should Loose You 2. You Go To My Head 3. How Deep Is The Ocean 4. Pent-Up House 5. Everytime We Say Goodbye 6. Diane 7. Skidadidlin' 8. Little Girl Blue
チェット・ベイカーとの渋いデュオ(2曲目には彼らしい静かな優しいヴォーカルまで入っています。)で、しかもほとんどスタンダードやジャズメン・オリジナル曲集。7曲目のみチェットのオリジナル。ふだんはフリーの演奏が多いポール・ブレイもスタンダードの曲が弾けるのだ、しかも腕は確かだ、ということが分かります。それにしても、バラードが多いながら、これだけ普通に伴奏ができるとは。1曲目の出だしからゆったりとしていて、トランペットの優しいメロディが紡ぎ出されて行きます。チェットはマイペースで、しかも歌心があって、それに寄り添うようなブレイのピアノがまた何とも言えずいい感じです。4曲目はその中でややいいテンポの曲で、アクセントになってます。8曲目は10分もあり、CD化に際し付け加えられたもの。
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