Touchstone/Chick Corea
チック・コリアのリーダー作の11日目。この時期のものはまだ再聴していないものもあって、なかなか進んでいきません。と言うより元々のリーダー作が多いからかも。今日のアルバムはリリース年しか書いてないし、ここで第2期リターン・トゥ・フォーエヴァーの曲も取り上げてあるので、いくつか録音しておいたものの蔵出し音源と、新しく録音したものを合わせて出したのではないかと想像されます。そんなわけで、統一感こそないものの、ひとつひとつの曲がけっこう良くて、これはこれで名作なんじゃないだろうか、と思ったりしています。個々の4曲目のアル・ディメオラがホームページの彼の参加作から掲載がもれていたのもやっと分かったし。直しておきました。
Touchstone/Chick Corea(P, Key, Synth)(Stretch) - Released 1982. Paco De Lucia(G on 1-2), Gayle Moran(Vo on 1), Alex Acuna(Ds, Per on 1, 5-6), Laudir De Oliviera(Per on 1, 5), Carlos Benavent(B on 1, 6), Don Alias(Per on 2, 5-6), Lee Konitz(As on 3), Carol Shive(Vln on 3), Greg Gottlieb(Cello on 3), Bob Magnusson(B on 3), Al Di Meola(G on 4), Stanley Clarke(B on 4), Lenny White(Ds on 4), Al Vizzutti(Tp on 6), Steve Kujala(Ts, Fl on 6) - 1. Touch Stone - Procession - Ceremony - Departure 2. The Yellow Nimbus 3. Duende 4. Compadres 5. Estancia 6. Dance Of Chance
作曲・編曲共に全曲チック・コリアの手によるもの。曲によってメンバーが変わります(録音年月日が書いてないので、もしかすると曲は寄せ集めかもしれない)が、特にパコ・デ・ルシアが参加する1、2曲目がけっこう渋くて好み。全体的にギターだけが突出してはいないけど、1曲目のギターとピアノの部分が良くて、さらにスペイシーなアレンジも出だしに。2曲目はシンプルな編成でモロにスパニッシュ。弦楽器をバックにリー・コニッツが甘いフレーズを吹く3曲目。アル・ディメオラも参加する4曲目などそのまんま第2期RTFではありませんか。けっこううれしいですね。パーカッションばかりのバックでチックがキーボードを弾きまくる5曲目、またスパニッシュになってホーンも入ってくる6曲目。全体的にカッコいいサウンドです。
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コメント
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工藤さん,こんにちは。以前のコメントでリンク先が携帯サイトになっていて,ご手数をお掛けしました。申し訳ありません。
さて,このアルバム,私は第2期RTFの再編となった"Compadres"に痺れておりました。このアルバムが出た後ぐらいに第2期RTFが最初の再編ライブをやったと思います。私は中野サンプラザで見たと記憶していますが,その時,どうしてこの曲をやらないのかと疑問に思うぐらい好きでした。
今にして思えば,それだけでなく,Paco De LuciaやLee Konitzとの演奏もよかったですよねぇ。
ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます(これはPC用のURLですので,問題ないと思います)。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2009/01/touchstonertf-f.html
投稿: 中年音楽狂 | 2019/08/11 11:11
>中年音楽狂さん
コメントどうもありがとうございます。
久しぶりに聴いてみましたが、いろいろな録音が合わさっている感じですね。"Compadres"もけっこうカッコいいですが、一度はお蔵入りにした録音をこちらに持ってきたのかなあ、という気がします。いずれにしても、ここだけしか聴けない音源満載なので、聴いて良かったと思います。
投稿: 工藤 | 2019/08/11 12:36