Expressions/Chick Corea
チック・コリアのリーダー作の15日目。さすがリーダー作が多かっただけあって、昔はこのリーダー作も手を付けられるのだろうかと不安視していましたが、別のミュージシャン側からどんどん埋まっていき、残すところ、手持ちでは次回の1枚だけになりました。何でも続けてみるもんです。そして、今日の1枚はリーダー作としてはGRP最後のアルバムで、その後あれほど栄華を誇ったGRPも見ることがなくなってくるので、やはりこのあたりがジャズCDのピークだったのかな、と極論なんですが、今振り返ると、思います。そんな中で作ったバブリーな内容のソロ・ピアノ作。それでもけっこう好きで、アルバムが出た当時はかけまくってました。
Expressions/Chick Corea(P)(GRP) - Recorded 1994. - 1. Lush Life 2. This Nearly Was Mine 3. It Could Happen To You 4. My Ship 5. I Didn't Know What Time It Was 6. Monk's Mood 7. Oblivion 8. Pannonica 9. Someone To Watch Over Me 10. Armando's Rhumba 11. Blues For Art 12. Stella By Starlight 13. Anna 14. I Want To Be Happy 15. Smile
もともとチック・コリアはスタンダード中心のソロの作品が少ない(当時)ので、貴重なピアノ・ソロのアルバム。68分収録。チックの曲は10-11曲目のみで、他は13曲目(彼の父の作曲)以外はスタンダードやジャズメン・オリジナル。これは歳をとって丸くなったのか、GRPレーベルは売れセン路線だからなのか。聴きやすいのですが、やはり彼の中ではかなり素直に弾いているのかもしれないです。ただ、このくらいのリラックスした演奏は、表現力もあるし、朝飯前だと思うのですが。それに、随所に無理なくテクニックを見せつけているような部分も。このアルバムは売れただろうなあ、という感想。オリジナルは存在感あるし、ジャズメン・オリジナルはやはりセロニアス・モンクやバド・パウエルなどで、これは彼のこだわりかも。
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