Hymn Of The Seventh Galaxy/Chick Corea & Return To Forever
チック・コリアのリーダー作の3日目。第2期のリターン・トゥ・フォーエヴァーの1枚目ですが、残り3枚のアル・ディメオラ参加作を先に聴いてしまったため、今回はこのアルバムだけになります。ギターがビル・コナーズになっています。マイルス・バンドと比較した場合の時代の流れからか、洗練されたファンクとは言い難く、どちらかというと重量級のロックという感じのリズムになっていて、ミキシングの関係もあって、今これを通して聴くと疲れてしまう人が出てくるかもしれません。ただ、そのエネルギーはすごく、これをチックなりに昇華してRTFを進化させて行ったのだから、こういう流れは必要だったんでしょう。
Hymn Of The Seventh Galaxy/Chick Corea(P) & Return To Forever(Polydor) - Recorded 1973. Bill Connors(G), Stan Clarke(B), Lenny White(Ds) - 1. Hyhm of The Seventh Galaxy 2. After The Cosmic Rain 3. Captain Senor Mouse 4. Theme To The Mothership 5. Space Circus Part 1, Space Circus Part 2 6. The Game Maker
邦題「第7銀河の賛歌」。RTFとはいえほとんどメンバーチェンジをして、ロックやファンクのイディオムを大胆に導入した超重量級サウンド。前作までとは全くの別もの。このエネルギーなら当時はぶっ飛んだことでしょう。2曲目のみスタンリー・クラークの作曲で、他の曲は全てチック・コリアの作曲。おなじみのスパニッシュがかったメロディでカンカンにファンクで攻めていく1曲目、ロック的な重いビートとファンク的なリズムの部分があって、当時にしては斬新なサウンドの2曲目、有名な曲のテーマで、それをガンガンとロックで攻めていくのがスゴい3曲目、明るいメロディだけどやっぱりロックしている4曲目、2つの部分に分かれているけど、基本的にファンクな5曲目、ギターとピアノのデュオからどんどん盛り上がっていく6曲目。
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