Misicmasic/Return To Forever
チック・コリアのリーダー作の6日目。と言いつつここではグループ名だけでチックの名前は消えてはいますけど。第3期のリターン・トゥ・フォーエヴァーは第1期に戻ったような感じも少しありますが、さらにサウンドが変わったというイメージが強いですね。ファンク的な雰囲気も持ちつつホーンとヴォーカルをうまく使って表現しています。本文では書かなかったけど、6曲目は今までに何度も聴いているメロディの曲だし。1曲目はよく歌えるなあ、と思うくらいに複雑な音程だし、ゲイル・モランの歌い手としての才能はけっこうあるのではと思わせます。今ではチックの奥さんになっていて、今でも時々共演してますね。
Misicmasic/Return To Forever(Sony) - Recorded January and Fabruary, 1977. Chick Corea(Key, Vo), Stanley Clarke(B, Vo), Joe Farrell(Ts, Ss, Fl, Piccolo), Gayle Moran(Vo), Gerry Brown(Ds), John Thomas(Tp, Flh), James Tinsley(Tp, Flh), Jim Pugh(Ttb), Harold Garrett(Ttb, Btb) - 1. The Musician 2. Hello Again 3. Musicmagic 4. So Long, Mickey Mouse 5. Do You Ever 6. The Endless Night
再び大幅にメンバーチェンジをした第3期RTF。チック・コリア作が1、3曲目、スタンリー・クラーク作が4曲目、彼との共作が2曲目、ゲイル・モラン作が5曲目、彼女との共作が6曲目。他のアルバムにも参加していたモランのヴォーカルが何となく初期RTFのフローラ・プリムを連想します。実際は違う個性ですが。1曲目など、難しいメロディをよく歌っているな、という印象。ホーン・セクションが入って豪華かつちょっとポップなサウンドのイメージになりました。ロック的な感じは引っ込みました。ホーン入りファンクなんですが、1曲目ではアップテンポの4ビートの部分もあって、やはりポップなのかなと思います。豊かなホーンとキーボードで、より繊細かつカラフルなサウンドになっています。タイトル曲はゴキゲンなファンクですね。
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