Tap Step/Chick Corea
チック・コリアのリーダー作の10日目。この頃もかなりアルバムを多作していて、並行していろいろ出してますが、これはワーナー移籍第1弾(当時)ということで、けっこう力の入っているアルバムではなかったか、と思います。制作にも2か月かけていますしね。特にここではバニー・ブルネルのベースが個人的には印象的でした。こういう逸材をチックは見つけてきますね(ドラマーも含めて)。残念ながら、ブルネルのアルバムは追っかけしていなかったので、将来的にストリーミングに加入したら聴いてみたいと思っています。チックのスゴいアルバム、今になって思うと、やっと落ち着いて再び聴けたと思う日々です。
Tap Step/Chick Corea(P)(Stretch) - Recorded December 1979 - January 1980. Flora Purim(Vo on 1), Gayle Moran(Vo on 1-2), Shelby Flint(Vo on 1), Nani Villa Brunel(Vo on 1), Airto Moreira(Ds, Per on 1, 5), Laudir Oliveira(Per on 1, 5), Hubert Laws(Fl, Piccolo on 2, 7), Bunny Brunel(B on 2-7), Tom Brechtlein(Ds on 2-7), Don Alias(Per on 2, 4-5), Al Vizzutti(Tp, Flh on 2-4, 7), Joe Farrell(Ts, Ss on 3-4, 7), Jamie Faunt(Piccolo Bass on 5), Stanley Clarke(Piccolo B on 6), Joe Henderson(Ts on 7) - 1. Samba L.A. 2. The Embrace 3. Tap Step 4. Magic Carpet 5. The Slide 6. Grandpa Blues 7. Flamenco
もともとはワーナー移籍第一弾。全曲チック・コリアの作曲で、歌詞のある1-2曲目は共作。基本のベースとドラムスを中心にして、豪華なメンバーが曲によって入れ替わります。1曲目でいきなりサンバ。しかもフローラ・プリムとゲイル・モランが同じ曲に参加。もはやノリノリで曲が進んでいきます。ただ、サンバは1曲目のみで、2曲目は渋いフュージョンという感じのサウンドになり、このアルバムで個人的にはバニー・ブルネルのフレットレスベースがすごい、と思います。このアルバムはそれぞれ7曲が7人に捧げられたもので、こういう形式も珍しいとのこと。ホーンやパーカッション、あるいはベースの上に乗っかるピッコロ・ベースなど、当時らしい聴きどころはたくさん。 ホーンのアレンジもソロもなかなかいい感じですね。
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