Arvoles/Avishai Cohen
アヴィシャイ・コーエン(ベーシストの方)は私はあまり熱心に追いかけてなかったのですが、このアルバム、評判なようで入手してみました。イスラエル色満載なのかなと思いきや、サウンドの方はそうでもなくて、むしろ拍子(変拍子?)とかリズムとかに特徴があるトリオでした。それでいて聴きやすいのも特色で、ややこしいジャズはちょっと、という方にもおススメではありますね。これを聴きながら、ズブズムとジャズ沼に、というころもなく(笑)、それでいて拍子が何気なくややこしいので、そこに興味を持てればそっちに意識を行かせてもいいし、メロディも分かりやすいものが多いしと、日曜の昼下がり(ちょっと涼しいくらいですが)に聴くのもいいですね。
Arvoles/Avishai Cohen(B)(Razdaz Records)(輸入盤) - Recorded February and March, 2019. Elchin Shirinov(P), Noam David(Ds), Bjorn Samuelsson(Tb on 1, 4, 6, 9-10), Anders Hagberg(Fl on 1, 4, 6, 9-10) - 1. Simonero 2. Arvoles 3. Face Me 4. Gesture #2 5. Elchinov 6. Childhood (For Carmel) 8. Nostalgia 9. New York 90's 10. Wings
(19/07/07)タイトル曲の2曲目がトラディショナルで、他はアヴィシャイ・コーエンの作曲。10曲で41分ほど。アゼルバイジャン出身のピアノと、イスラエルのドラマーとのトリオ。民族色のサウンドという感じはあまりしないけど、独特なリズム(変拍子?)によるアプローチで、1曲目から、その哀愁を伴ったメロディの強度から、かなりの個性を感じます。2曲目のタイトル曲は、現地の童謡のような明るいやさしさを持って弾いています。3曲目以降も、独特なリズムが前面に出ていて、それがこのトリオの特徴になっています。半数の曲にトロンボーンとフルートが加わっていて、それがサウンドにまろやかさを加えている感じです。ジャズと言っても4ビートではない世界ですが、メランコリックな雰囲気が多いのでけっこう聴きやすい。
« Antidote/Chick Corea The Spanish Heart Band | トップページ | Elegant Gypsy/Al Di Meola »
「音楽」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Keel Road/Danish String Quartet(2024.09.03)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
- パープル/ミロスラフ・ヴィトウス(2024.08.18)
« Antidote/Chick Corea The Spanish Heart Band | トップページ | Elegant Gypsy/Al Di Meola »
コメント