Eternal Voices/Dave Liebman, Richie Beirach
新譜が続きます。デイヴ・リーブマンとリッチー・バイラークのデュオで、CD2枚組を、ほとんどがクラシックの曲を占めていて、クラシック的展開ではありますが、2枚目の方はスピリチュアルなジャズのようなサウンドになって盛り上がることも。こちらはバルトークの曲なので、ジャズ的にバルトークを演奏するとこういう風になるという見本なのかも。こういう世界は彼らしかできないのも、おそらく事実で、彼らのファンなら聴いておいて損はないと思います。ただ、シリアスな場面も多いので、聴く人を少々選ぶかな、という感じも。相変わらずの演奏には脱帽です。写真を見るともう歳なのだなあ、ということも分かるのですが、まだまだ聴いてきたいですね。
Eternal Voices/Dave Liebman(Ss, Ts, C-fl), Richie Beirach(P)(Jazzline)(輸入盤) - Recorded December 2016 and August 2017. - [CD1] 1. W.A. Mozaert: Piano Concerto No.23 2. L.v. Beethoven: Piano Sonata No.30 3. J.S. Bach: Little Prelude No.4 4. F. Mompou: Impressiones Intimas 5. G. Faure: Pavanne 6. For Ernst 7. For Walter 8. A. Khatchaturian: Childrens Song No.1 9. A. Scriabin: Prelude 10. B. Bartok: Bagatelles 11. A. Schoenberg: Colors [CD2] 1-6. B. Bartok: String Quartet No.1-6
(17/07/05)CD2枚組。[CD1]の6曲目がリッチー・バイラーク作、7曲目がデイヴ・リーブマン作で、他の曲はクラシックのジャズアレンジ。とは言っても、クラシックの雰囲気を活かしつつの演奏なので、あくまでもクラシック的に響くデュオの演奏になります。有名な曲もあったりするので、聴いていて、ああこの曲か、というのもあります。比較的落ち着く演奏が主流なので、リラックスして聴ける曲が多いです。6曲目はゆったりしているけど内省的なサウンドで、7曲目も哀愁を帯びてやや沈んだ感じの曲。CD2の方がバルトークの「ストリング・クァルテット」の1-6で占められていて、こういうアプローチをするのも彼らならではかな、と思います。こちらも、落ち着いた曲が並んでいて、時にスピリチュアル的に盛り上がっていく場面も。
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