World Synfonia/Al Di Meola
アル・ディメオラの14日目。時代は既に’90年代に入ってます。やっとここにきて、独自のアコースティック・サウンドというか、タンゴへの接近で安定してきた感じはあります。これとエレクトリックな方面と並行して2つをやっていますけど。バンドネオンのディノ・サルーシはECMでけっこう有名ですけど、私がこのアルバムのコメントを最初に書いた時は、あまり意識してなかったのかな、と思われます。まあ、このサウンドでも、そう派手ではないのでセールスに貢献はあまりしていないでしょうが、じんわりとしみ込んでくるサウンドがいいですね。とうとうここまで来たか、とコメントにも書いてありますけど、まさにアルバム1枚トータルで方向性が決まっている感じです。
World Synfonia/Al Di Meola(G)(Jimco) - Recorded October 1990. Dino Saluzzi(Bandoneon), Arto Tuncboyaci(Per, Vo), Gumbi Trtiz(Per), Chris Carrington(G) - 1. Perpetual Emotion 2. Orient Blue 3. Tango Suite Part 1 4. Tango Suite Part 3 5. Falling Grace 6. Last Tango For Astor 7. No Mystery 8. Lustrine 9. Little Cathedral 10. La Cathedral
アコースティック・ギター2本とパーカッション、バンドネオンで語られる無国籍ミュージックでアルゼンチン寄りといった、渋いサウンド。聴く人を選ぶかもしれませんが、タンゴの曲も数曲あり、はたまた「ノー・ミステリー」のこの編成での再演もあります。ジャズ度は非常に薄いかもしれませんが、インプロヴィゼーション度は高いです。アルバム中に「アストル・ピアソラ」に捧ぐ、とあります。「タンゴ組曲」はピアソラ作品。曲に作曲者名がかかれていないので、はっきりしないのですが、他はアル・ディメオラの作曲と思われます。何だか非常に懐かしいようなタンゴ風味がいい。これもしっかりとした技術に裏打ちされた演奏だろうと思います。もう一人のChris Carringtonというギタリストもバランスよく仕事をしています。ここまで来たか。
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