Tones For Joan's Bones/Chick Corea
これから、チック・コリアのリーダー作(リターン・トゥ・フォーエヴァー含む)を16回でやって行きたいと思います。リーダー作の多い彼だけど、既にアルバムコメントが直っているものも多く、この’66年の初リーダー作から、次は’72年まで飛んでしまい、間のアトランティック盤やECM盤は既に手を付けてありました。このアルバム、年代的にはモードからフリーのあたりでの演奏なんですけど、4曲目はフリーになりつつも、ベースがなるべくアップテンポの4ビートを刻みつつなので、フリーにはなりきれてない面もあると思います。まあ、これも今聴いたからそう思うのであって、20年前の文章には、「4曲目はフリー」とはっきり書いちゃってましたが。
Tones For Joan's Bones/Chick Corea(P)(Atlantic) - Recorded November 30 and December 1, 1966. Joe Farrell(Ts, Fl), Woody Shaw, Jr.(Tp), Steve Swallow(B), Joe Chambers(Ds) - 1. Litha 2. This Is new 3. Tones For Joan's Bones 4. Straight Up And Down
チック・コリア初リーダー・アルバム。原盤はヴォルテックス。’98年になってやっとCD登場ですが、メンバーもいいし、曲も4曲中3曲はオリジナル(1、3-4曲目)で演奏もいいので、もっと話題になってもいいかも。2曲目はスタンダード。収録時間が40分で、1曲あたり長いのも特徴。当時からかっちりしたソロやジャストな感じのタイム感覚は健在。メロディアスで、アップテンポへのテンポチェンジもある、変化に富んだモード調のアドリブもなかなかの1曲目、 クルト・ワイル作の、少し躍動的なアレンジとアドリブが興味深い、4ビートで攻める2曲目、途中のベース・ソロもなかなかいい、やっぱりチックらしいタイトル曲の3曲目、テーマはカッコ良くてアップテンポの4ビートなのだけど、徐々に途中でフリージャズになる4曲目。
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