Al Di Meola Plays Piazzolla
アル・ディメオラの17日目にして一段落。もうすでに他の追っかけしている共演者のあまりいない人数(残り8ページ、275枚)になっているので、1枚聴いても1枚しか残りが減っていかない状況になっています。なかなか進まずジレンマなのですが、それでも今回彼のアルバムを久しぶりに聴き返してみて、けっこう収穫が大きかったように思います。やはり彼のインパクトのピークは個人的にはSony時代の初期4枚、というのは揺るがないのだけれど、’90年代に入ってからの「キス・マイ・アクス」が記憶通りに良かったアルバムの1枚にあげられるし、ワールド・シンフォニアでの演奏も、派手ではないですが心に深く刻み込まれていたということを実感しました。
Al Di Meola(G) Plays Piazzolla(Flavour) - Released 1997. Dino Saluzzi(Bandoneon), Christopher Carrington(G), Arto Tuncboyacian(Per, Vo), Gumbi Ortiz(Per), Herman Romero(Key, Vo) - 1. Pblivion 2. Cafe 1930 3. Tango Suite Part 1 4. Tango Suite Part 3 5. Verano Reflections 6. Night Club 1960 7. Tango 2 8. Bordel 1900 9. Milonga Del Angel 10. Last Tango For Astor
新録音が2曲(1、5曲目)と、残りの曲はアルバム「ワールド・シンフォニア」と「ハート・オブ・ジ・イミグランツ」からのもの。”モダンタンゴの父”アストル・ピアソラの曲を中心に、アコースティックギターと、ディノ・サルーシ(ECMにリーダー作あり)のバンドネオンもあったり。彼は乾いたサウンドなので、面白い。ジャズとはちょっと異質な世界にも足を踏み入れますが、タンゴの哀愁を満喫してください。5曲目はなぜかピアソラとディメオラの連名作、10曲目がディメオラの作曲。1曲目はディメオラの1人多重録音で、5曲目はそれにハーマン・ロメロのヴォイスが加わります。これらは少しサウンドの感じが違うかなと思います。ピアソラ特集としてはなかなか面白いと思うのですが。ベスト盤に近い企画モノですが、全体の統一性あり。
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