Tiramisu/Al Di Meola Project
アル・ディメオラの13日目。1枚おいて、ということなのですが、プロジェクト名義の2枚目になります。エレクトリックあり、アコースティックあり、ヴォーカル(ヴォイスというのかな)ありで、いろいろなことが満載です。当時のパット・メセニーのアルバムの作り方に影響を受けていると思われる部分があって、その点変な言い方をすると、ストレートではなく、どことなく迷いが感じられる気もしています。個々の演奏ではけっこういいんですけど。まあ、長い人生、そういう時代もあっていいのかもしれません。そういうわけで、マンハッタン・レーベルからの3枚はいろいろな意味で考えさせられますけれども。
Tiramisu/Al Di Meola(G) Project(Manhattan) - Recorded April 1987. Kei Akagi(Key), Tommy Brechtlein(Ds), Mino Cinelu(Per), Anthony Jackson(B), Jose Renato(Vo), Harvey Swartz(B) - 1. Beijing Demons 2. Arabella 3. Smile From A Stranger 4. Rhapsody Of Fire 5. Song To The Pharoah Kings 6. Andonea7. Maraba 8. Song With A View
邦題「幻想都市」。原タイトルは「ティラミス」。5曲目がチック・コリア作で、他の曲はアル・ディメオラの作曲ないしは共作。以前から続くグループのサウンドながら内省的な方向も見えはじめ、ヴォーカルのある曲もあって、ブラジル色も曲によって出てきます。ここでもエレキ・ギターを弾く彼を聴ける部分もあり、かってのバカテクだけではとらえられないアル・ディメオラの姿がここにはあります。当然一部は速弾きもありますが。完全に曲重視の傾向です。 曲によってエレクトリックとアコースティックと、ベーシストを替えています。ただ、曲としてはけっこうメロディアスで面白いものもあるのですけど、やはり少し地味かな、と思える部分も少々あります。それでも以前のように変幻自在な場面転換もあり、そういうところはスリリング。
« Cielo e Terra/Al Di Meola | トップページ | ECM(JAPO)の未CD化作品40タイトルが配信されるそうだ »
「音楽」カテゴリの記事
- ア・ラブサム・シング/カート・ローゼンウィンケル、ジェリ・アレン(2023.12.07)
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
「ジャズ」カテゴリの記事
- ア・ラブサム・シング/カート・ローゼンウィンケル、ジェリ・アレン(2023.12.07)
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- ザ・フューチャー・イズ・ナウ/チック・コリア・エレクトリック・バンド(2023.11.04)
- Jazz Hands/Bob James(2023.10.09)
- Sonicwonderland/上原ひろみ Hiromi's Sonicwonder(2023.09.06)
- Intermission/Claudio Scolari Project(2023.04.30)
« Cielo e Terra/Al Di Meola | トップページ | ECM(JAPO)の未CD化作品40タイトルが配信されるそうだ »
コメント