Heart Of The Immigrants/Al Di Meola World Synfonia
アル・ディメオラの16日目。そしてワールド・シンフォニアの2枚目。けっこういいと思うんですけど、ジャズではなくてタンゴ寄り(民族音楽的?)で、ちょっと地味かなと思えるサウンドが少々聴こうとする人を遠ざけているのかなと思います。これはこれでけっこう完成度が高いのですが、あいにく当時もそんなに売れたという評判はあまりなかったと思います。アストル・ピアソラの曲も5曲も(13曲目はディメオラ作曲の表示がありますが、間違いらしい)取り上げていて、その傾倒度が分かると思います。ディノ・サルーシのバンドネオンも、どことなく乾いていてサウンドにマッチしているし、これまた久しぶりに聴いて良かったアルバムではありました。
Heart Of The Immigrants/Al Di Meola(G) World Synfonia(Jimco) - Released 1993. Dino Saluzzi(Bandoneon), Arto Tuncboyacian(Per, Vo), Chris Carrington(G), Herman Romero(Voice) - 1. Nightclub 1960 2. Vistaero 3. Carousel Requiem 4. Tabgo 2 5. Under A Dark Moon 6. Bordel 1900 7. Indigo 8. Heru Mertar/Don't Go So Far Away 9. Parranda 10. Someday My Prince Will Come 11. Cafe 1930 12. They Love Me From Fifteen Feet Away 13. Milonga Del Angel
ワールド・シンフォニアの2枚目。アストル・ピアソラの曲が5曲(1、4、6、11、13曲目)、Arto Tuncboyacianの曲が2曲(8、12曲目)、あとはアル・ディメオラ作曲の他に「いつか王子様が」(10曲目)をこの変わった編成で演奏しているのが興味深いところ。この曲も明るめながら、割と他の曲に同化している雰囲気もあります。以前からもありましたが、このアルバムでよりピアソラに傾倒していってます。オリジナル曲もその雰囲気をたたえつつ、ギター2台とバンドネオン(全曲ではなさそう)、パーカッションでのシンプルな演奏は心にささってきます。ここでも時々ヴォイスが入ってきて、グループ名をそのまま表すかのようなサウンド。効果音的に入っている他の音もあるようです。収録時間は64分で少々地味ながら、割といい。
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