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2019/06/16

Continuum/Richie Beirach

Richieconti リッチー・バイラークの9日目。残りをざっと眺めてみたら、やはりソロ・ピアノが多いですね。でもクラシックっぽいところもあれば、力強くガンガン行くところもあって、なかなかドラマチックで好きなピアニストです。好みという点では、キース・ジャレットよりすきかも、と思わせるところがあります。まあ、比較はなかなかできないんですけど。今回のアルバムも、7曲中5曲がオリジナルで、あらかじめ作曲されたものなのか、インプロヴィゼーション的に演奏しているのか、ちょっと判断がつかないところがありますが、即興的にやっていたとしたら、ものすごい構築力ですね。彼の魅力のひとつでもあります。

 

Continuum/Richie Beirach(P)(Baybridge) - Recorded July 5, 1983. - 1. Gargoiles 2. Heirloom 3. Hyperactive Airways 4. Continuum 5. 'Round Midnight 6. Azzaro 7. Some Other Time

5、7曲目以外はリッチー・バイラークの作曲。本人のライナーによれば、ソロ第4作目とのこと。思索的で、クラシックのように響く曲もあったり、それでいて力強い演奏の部分もありますが、むしろ、インプロヴィゼーション的に発展させていったような気もします。それにしてはけっこう緻密な演奏なんですが。この構築力はなかなか大したもの。5曲目のラウンド・ミッドナイトの演奏の解釈がかなり思い切っていて、面白いと思いました。やはり彼ならではのアプローチ。7曲目はビル・エヴァンスの愛奏曲でしたが、この曲を聴いてイメージ的に2人は近いと思います。4曲目もオリジナルで、なぜ有名な曲と同じタイトルにしたかは不明。しかもアルバムタイトル曲らしい静謐さが。全般的にクラシック的なサウンドのピアノが多いです。

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