Richie Beirach Solo Piano Recital - Live In Japan
リッチー・バイラークの16日目。今日のアルバム、かなりマイナーなところからの発売なので、どのくらいの方が入手されているのか分からないのですが、これも普通に国内盤で出回っていた時期のものです。日本でのライヴ録音。ソロ・ピアノを割と時系列的に聴いてきたわけですが、それらの要素を集めるとこういうコンサートになるのだなあ、と改めて思います。オリジナルもあればクラシックやジャズもあって、その割合がなかなか興味深いです。クラシックをテーマにした曲が一番多いというのも、当時の彼らしい。今回でソロのアルバムの聴き直しも終わりなので、ちょっと名残惜しいですが、時間ができたらまたまとめて聴き直してみよう。
Richie Beirach Solo Piano Recital - Live In Japan(壽限夢) - Recorded November 24, 1994 - 1. Bagatelle No. 6 2. Impressions Intimas 3. Solar 4. Circle, Chain And Mirror 5. Musica Callada No. 1 6. Haunted Heart 7. Monk's Dream 8. Elm 9. Footprints 10. Misica Callada No. 15 11. Sunday Song
長野県松代での録音で、ソロ・ピアノによるライヴアルバム。拍手の数からすると、会場は比較的大きいのかもしれませんが、ピアノの響きがいい感じです。選曲は今までのソロ・アルバムの集大成といったような趣きがあります。リッチー・バイラーク作が4、8、11曲目で、クラシックの曲が多め。その中でもフェデリコ・モンポウ作が多く、2、5、10曲目、3(マイルス・デイヴィス作)、6(スタンダード)-7(セロニアス・モンク作)、9曲目(ウェイン・ショーター作)がジャズ系統の曲になります。クラシックもオリジナルも、境目があまりないような感覚で弾いている印象があって、ジャズはやはりジャズっぽくなる3、7-8曲目がありますが、すんなり曲を順を追って聴いていくことができます。そして4曲目は武満徹に捧げられた曲です。
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コメント
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私もリッチー・バイラークのファンでアルバムはいろいろと手に入れています。
この「Live in Japan」は、私の思い入れのあるものです。実はこの長野市松代町の会場にいたものですから。この会場は長野市立の文化フォールなんですが、300人の収容の決して大きくないフォールです。しかしステージと観衆の席のスペースがほぼ同一で天井も高く音響効果は非常によいと言うところです。ピアノはヘーゼンドルファーが常備されています。リッチーはこうしたローカルなところが好きなんですね。私はうまくその恩恵を授かることができました。
以前に書いたことがありますので・・・ここに記させていただきます。見てください。
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/richie-beirac-2.html
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2019/06/24 18:17
>photofloyd(風呂井戸) さん
コメントどうもありがとうございます。
今回リッチー・バイラークを聴いたのは、ホームページのアルバムコメント手直し作業の一環で、もう残りの追っかけミュージシャンが少ないため、ソロ・ピアノのアルバムが多くなってしまいました。このアルバムも、マイナーなところからの発売のようだし、発売当時普通に出回ってたので買っておいて良かったと思います。この会場にいたんですね。うらやましいです。音も良いので、お気に入りの1枚になってます。
投稿: 工藤 | 2019/06/24 19:25