New York Rhapsody/Richie Beirach & Gregor Huebner(
リッチー・バイラークの共演・参加作の7日目。いちおう共演・参加作という点では一区切りですが、リーダー作なのか判然としないものもあって、とりあえず、自分で形式的に分けただけということなんですが。グレガー・ヒューブナーの名前は、バイラークの作品にあと何枚か登場しています。けっこう相性が良いということなんでしょうね。バイラークのクラシック寄りの雰囲気にも合っているということもあるでしょうけど。その中でもこれは、完全にデュオでのアルバムで、CD全盛期だったからこそ、こういうアルバムが出来た、という気もするのですが、今聴いてもけっこういいですね。まあ、これをジャズのカテゴリーではないな、という方もいるとは思いますが。過去盤聴きは、アップ当日のアクセスは少ないけど、地道に一歩一歩・
New York Rhapsody/Richie Beirach(P) & Gregor Huebner(Vln)(Onoff) - Recorded March 23 and 24, 1998. 1. Leaving 2. Balada 3. Russian Impression 4. La Juana 5. Rumanian Dance 6. Circular Dreaming 7. Mumuki 8. Zal 9. Lonely Woman
グレガー・ヒューブナーはクラシックのヴァイオリニストだそうで、なるほど、という感じ。リッチー・バイラークもジャズとクラシックの中間をいくようなこの路線は得意なので、いい雰囲気です。バイラークのおなじみの曲もあり(1、6、8曲目)、聴いていて落ち着きます。フューブナーの曲は4曲目で、ロシアの民謡(3曲目)、バルトーク作(5曲目)、アストル・ピアソラ作(7曲目)、オーネット・コールマン作(9曲目)などもあって、クラシック的なサウンドながらも適度なバランスを保っています。2曲目もクラシックの曲ですし。共演する相手によって、かなり格調高くもなります。これをジャズとくくっていいのだろうかと思いますが、バイラーク側ではアドリブ的に自由にフレーズをそれとなく奏でているので、こういう方向性もアリかと思います。
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