Ayers Rock/Richie Beirach with Masahiko Togashi, Terumasa Hino
リッチー・バイラークの10日目。以前富樫雅彦とのデュオのアルバムは2作だけ、と書きましたが、全曲参加でなくてトリオの曲もあるとすれば、これも共演作ですね。けっこう接点があります。オーストラリアのエアーズ・ロックの映像を撮った映像作家の飯村隆彦氏の作品に音をつけたもの。実はこのレーザー・ディスクを以前持っていた記憶があるのですが、レーザーディスクはDVDに取って代わられた時期に、処分してしまいました。これは映像で今観て観たかっただけに、処分したのが悔やまれます。機材の方はまだ動いていますし。まあ、それでもこのメンバーでの音源も、なかなかのものでした。映像が想像できるようなサウンドになっています。
Ayers Rock/Richie Beirach(P) with Masahiko Togashi(Per), Terumasa Hino(Cor)(Polydor) - Recorded October 30 - November 2, 1984. - 1. Stone 2. Emerald City 3. Ayers Rock 4. Arid Rain 6. Johnny. B.
富樫雅彦作が1曲目、日野晧正作が4曲目で、残りがリッチー・バイラーク作。もともとエアーズ・ロックのレーザー・ディスク用の映像のために録音されたものですが、そのCD化です。過去に観た映像込みだとなかなか雰囲気が出てきましたが、音源だけでも創造力をかきたてられます。世間ではむしろ、こういうサウンドをフリー・インプロヴィゼーションと言うのでしょうが、静かな思索的サウンドが全体のイメージです。パーカッションが静かな中にすごい緊張感をもたらすのが印象的です。1、5曲目はピアノとパーカッションのデュオ、2、6曲目はソロ・ピアノ、3人の演奏は3-4曲目と、やはり映像に合わせる方に重点を置いていると思われますが、2曲だけ参加の日野も、なかなかの存在感があります。本当は映像で観たい。
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