Universal Mind/Richie Beirach & Andy LaVerne
リッチー・バイラークの共演・参加作の5日目。同じスティープル・チェイスから、同じメンバーでの2枚目で、1枚目から1年後の録音。今回はビル・エヴァンスの愛奏曲や、彼の作曲に主にスポットが当てられてますが、オリジナル曲もそれぞれ1曲ずつ、2曲が取り上げられています。エヴァンスの特集とは言っても、彼らが似通っている部分はあるにしても、あくまでもマイペースで演奏をしているように聴こえます。逆に、それがいいんだろうなあと思うのですけど。それにしてもこの2人のピアノは聴いていて飽きないですね。また聴き終えて、あれ?もう終わっちゃったか、というような印象でした。こういうのってなかなかないですし。
Universal Mind/Richie Beirach(P) & Andy LaVerne(P)(Steeple Chase) - Recorded November 1993. - 1. Solar 2. All The Things You Are 3. I Loves you Porgy 4. Haunted Heart 5. Chappaqua 6. Blue In Green 7. Elm The Town Suite: 8. Prologue 9. Story Line 10. Turn Of The Stars 11. Epilogue
ビル・エヴァンスへの追悼的作品で大部分が彼ゆかりの作品です。5曲目にアンディ・ラヴァーン作、7曲目にリッチー・バイラーク作の曲(ともに美しい曲)はありますが。ここでもマイルス・デイヴィス作が1曲目と6曲目にあります。また、特に8曲目より後のタウンホール組曲(4曲)はエヴァンス作曲。時間にして16分ほどだけど、これはなかなかいいです。2曲目のオール・ザ・シングス・ユー・アーは、コードやフレーズが非常に面白い仕上がりだと思いました。ただ、彼らがエヴァンス派なので、遠くはないとは思うけれども、エヴァンスらしさを追求しているわけではなく、やはり彼ら独自の弾き方です。3曲目の2人のピアノの絡み方も、あたかも計算されたかのような緻密さ。4曲目のバラードも美しいサウンドを奏でています。
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