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2019/06/20

Inamorata/Richie Beirach

Richieinamo リッチー・バイラークの13日目。今日もソロ・ピアノで。ジャケットが1枚のCDなのに、BOXジャケのように少し大きめで豪華。こういう国内盤を作れていた時代もあったのだなあ、と思います。古くて紙製なので、さすがにしみがついてきてますが。Eauから出していたのは、この先に紹介するもう1枚もありますが、クラシックの曲を取り入れて、バイラークの繊細な面を割と前面に押し出すようなプロデュースの仕方のようです。ただ、左手モーダルな力強い演奏も部分ももちろん出てくるので、なよなよっとした感じにはならないですけど。バランスがある意味取れていて、こういう演奏もいいですねえ。とにかく引き出しの多い人です。

 

Inamorata/Richie Beirach(P)(Eau) - Recorded June 29-30, 1990. - 1. Full Circle 2. Elegy 3. Inamorata 4. Chopin Prelude 5. ...Des Pas Sur La Neige (Debussy Prelude Book 1, No.6) 6. Wisteria 7. Kahuna 8. Prunella 9. Anse Des Flamands 10. Johnny B.

邦題は「高雅で感傷的なプレリュード」。これもソロ・ピアノのアルバムです。ジャケットからも想像できる通り、クラシック的なものをある程度意識しているのか、ショパンの曲(4曲目)とドビュッシーの曲(5曲目)を1曲ずつ(原曲どおりではありませんが)取り上げています。他にジョージ・ムラーツの曲を1曲(6曲目)、残りは全曲リッチー・バイラークの作曲。ただし、クラシックに寄り添ってはいるものの、左手がモーダルな力強いフレーズになることも。それでも割と統一感の取れたイメージに仕上がっています。ある程度のカチッとした硬質感というのはありますが、繊細で微妙なメロディとハーモニーが出るところがあるのがまたいい。確かに「高雅」という感じ。3曲目のタイトル曲の明るいゆったり加減がアルバムを表しています。

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