Live At The Berlin Jazz Days/Trilogue
ジャコ・パストリアスの12日目。今回はトライローグという、この時期にしては異色のトリオでのベルリンでのライヴ。けっこうマニアックなトロンボーンのトリオです。我が家ではジャコのCD棚に並んでいて、リーダーと思われるアルバート・マンゲルスドルフについてはほとんどライナーに書いてあること以上の知識はないです。日本で’93年にCDが再発されたのもジャコがいたからこそ、というイメージを持ってますけど、実際はトリオの中で3人目に選ばれたメンバーのようですね。ただ、これか功を奏してか、目立つ内容のアルバムになったんでしょうね。フリーになりそうでなっている部分もあるし、曲ごとに変化に富んでいます。
Live At The Berlin Jazz Days/Trilogue(MPS) - Recorded November 6, 1976. Albert Mangelsdorff(Tb), Jaco Pastorius(B), Alphonse Mouzon(Ds) - 1. Trilogue 2. Zores Mores 3. Foreign Fun 4. Accidental Meeting 5. Ant Steps On An Elephant's Toe
ライヴの演奏。全曲アルバート・マンゲルスドルフ作ですが、テーマを除くとインプロヴィゼーションだそうです。かなり自由な印象を持ちますけど、フリーにも走りすぎず、微妙なバランスの緊張感。ジャコ・パストリアスのベースも、テクニックを見せつけてくれます。静かなやり取りも目立ち、その中でのトリオの繊細さがいい。ジャコのベースは5曲ともにアプローチを変えています。時に4ビート(2曲目)になったりして、そこでのノリもけっこういい感じ。3曲目は4ビートになりきりそうでならなそうで。各楽器のソロにも時々焦点が当たってます。全体的にもっとマニアックかなと思っていましたが。マニアックな方面のこの時期のジャコの一面を聴けます。ただこのアルバムが割と有名なのも、ジャコの参加があったからこそという気も。
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