Live In Itary/Jaco Pastorius
ジャコ・パストリアスの7日目。いちおう今日からまたリーダー作に移りましたが、後期の時期は彼のリーダー作なのか共演・参加作なのか判別しがたいこともあり、これもそのひとつです。ただ、ここでの演奏は’86年としてはかなり出来のいいもので、不安な要素が全然ありません。病気のせいなのか、どうか、この時期の出来不出来はかなり顕著なので、こういうライヴ演奏が残っていたのは奇跡かもしれません。CDの発売年は’92年でJIMCOより、となってますけど、同じ音源をよそから現在出しているのかどうか。そこまで調べきれてはいませんけど、聴く機会があったら、一度耳にしてみるのもいいかと思います。
Live In Itary/Jaco Pastorius(B)(Jazzpoint) - Recorded March 1986. Bireli Lagrene(G), Thomas Borocz(Ds) - 1. Improvisation No. 1/Teen Town 2. I Shot The Scheriff 3. Continuum 4. Fannie Mae 5. Black Market 6. Satin Dall
トリオのイタリアでのライヴ。ジャコ・パストリアス作が1曲目後半、3曲目、ビレリ・ラグレーン作が1曲目前半、ボブ・マーリー作が2曲目、ジョー・ザヴィヌル作が5曲目など、この時期おなじみの曲が多め。ここでのジャコはけっこう調子がいいので聴く価値ありですが、それ以上にビレリ・ラグレーンのギターも素晴らしい。若いのでここではロック系の音で、ハードロックのフレーズなども出てきますが、半端ではないテクニックとフレーズ。曲目もいいし、晩年では珍しい。 1曲目からジャコの存在感のあるベースが聴けるし、この時期としてはけっこう安定しているライヴです。レゲエの2曲目もベース・ソロも冴えているし、懐かしのウェザー・リポート時代の5曲目も聴けるしで、この時期では1番の出来の音源ではないかと思います。
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