Standards Zone/Jon Davis, Jaco Pastorius, Brian Melvin
ジャコ・パストリアスの5日目。このホームページを作った時、国内盤はオビなどでとにかくジャコのリーダー作に見せかけて(その方が売れたんだろうね)、ジャコの名前で売りに出していたのですが、今になってよく見ると、共演作や参加作だったというのが何枚か出てきました。ですのでジャコの共演作後期、というのがまだ少し残ってます。ホームページの方もその分配列を変えました。今回のアルバムは彼の参加するスタンダード・ジャズということですが、彼の素晴らしい時代を知る者にとっては、少し痛々しい演奏かな、と思います。ブラインドでジャコと分かる人はどれぐらいいるのかな、と思います。後期はブライアン・メルヴィンとビレリ・ラグレーンの関わっているアルバムがそれぞれ何枚かずつあります。
Standards Zone/Jon Davis(P), Jaco Pastorius(B), Brian Melvin(Ds, Per)(Venus) - Recorded November, 1986. - 1. Morning Star 2. Days Of Wine And Roses 3. Wedding Waltz 4. Moon And Sand 5. So What 6. Fire Water 7. If You Could See Me Now 8. Out Of The Night 9. Tokyo Blues 10. Village Blues
ジャズのスタンダード集で、しかも珍しいピアノトリオのアルバム。Jon Davis作が3曲目に。とは言っても、曲によっていいものとそうでないものとにバラツキが。あえてこの編成でスタンダードを演奏しても、完成度の高さや目の醒めるようなベースプレイはあまり期待しないほうが。ちょっと残念。ジャコにとっては、体調が思わしくない晩年の演奏なので。それでも、普通のジャズのベース・プレイヤーとしては、割といいフレーズも入っている、という感じもしています。何よりもピアノ・トリオでスタンダード集があるということは、まあ、音源を追いかけている人には貴重かもしれないなあ、と思います。往年の超人的なフレーズは無いけれど、メロディやベースライン、タイムという点では、フレーズが歌っている場面もけっこうありますし。
« 「ECM Blog」がやっと2000番到達 | トップページ | Stuttgart Aria/Bireli Lagrene, Jaco Pastorius »
「音楽」カテゴリの記事
- Echoes And Other Songs/Mike Stern(2024.09.19)
- ドッグ・デイズ・オブ・サマー/藤井郷子カルテット(2024.09.18)
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
「ジャズ」カテゴリの記事
- ドッグ・デイズ・オブ・サマー/藤井郷子カルテット(2024.09.18)
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
« 「ECM Blog」がやっと2000番到達 | トップページ | Stuttgart Aria/Bireli Lagrene, Jaco Pastorius »
コメント