110 West/Jay Hung(洪信傑)
台湾から、’17年制作、18年2月からAmazonで販売されているCDが届きました。台湾のジャズ・フュージョン事情って知らないのですが、いつもは他ジャンルのバックバンドをやってらっしゃる方だそうです。本当はこういう音楽がやりたいってことで、作ったアルバムとのこと。日本はフュージョン大国だと思いますが、このアルバム、フュージョンとしてカッコいいし、そんな日本でも十分に通用するんじゃないかな。ランディ・ブレッカーやアレン・ハインズなど、名前を知っているミュージシャンも客演しているし。ちなみに洪信傑氏のサイトは下記になります。
https://www.jayhungmusic.com/epk
Facebook, Instagram は Jay Hung Music で検索すると出てきます。
Amazonでも販売中で、値段も手ごろなので手に取ってみてはいかがでしょうか?
https://www.amazon.co.jp/110-West-Jay-Hung/dp/B07B5Y8RNS/
110 West/Jay Hung(洪信傑)(P)(自主制作)(輸入盤) - Released 2017. Randy Brecker(Tp on 1), Sakura Yamamoto(Ds on 1), Mike McLaughlin(G on 1, 3-4, 6-7), Christopher(G on 2), Michael Ning(B on 2), Andy Peterson(B on 3-5, 7), John Thomas(Ds on 3, 5, 7), Leonardo Antonio Susi(Per on 3-6), Chris Trzcinski(Ds on 4), Brenda Vaughn(Back Vo), Zorina London(Back Vo), Allen Hinds(G on 5), Brian Chiu(B on 6), Martin Bgim(Ds on 6), Martinelli De Castro(G on 6) - 1.Nostalgic Memory 2. Banana 3. 110 West 4. Welcome To My Love 5. Ocean Road 6. In The Rain 7. Drop Of The Beat
(19/05/06)1曲目が台湾の演歌の曲のジャズアレンジで、他の曲はJay Hungのオリジナルと思われます。ジャズからフュージョンまで幅広いサウンド。ピアノがテクニックと作曲センスがあってカッコいい。1曲目が一番ジャズしている演奏で、ランディ・ブレッカー参加の起伏に富んだ曲。オクターヴ奏法のギターのテーマが印象的で、最近の新しいリズムを取り入れている、少しハードな感じの2曲目、明るめのファンクのタイトル曲の3曲目は緩急があってドラマチックでノリも良い。メロディアスでバック・ヴォーカルも入っている4曲目はシングル・カットしても良いね。アレン・ハインズのギターが渋い、落ち着いたフュージョンで後半盛り上がる5曲目、やはりメロディアスで哀愁のある6曲目、少しハードなファンクがカッコ良い7曲目。
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コメント
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工藤さん,本作のご案内ありがとうございました。
コマーシャルな伴奏活動では発露できない音楽性を詰め込んだって感じですが,いろいろな鍵盤奏者に影響されている感じも微笑ましかったりします。
いずれにしても世界は広いねって改めて思わされる作品でした。
ということで当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2019/05/post-08a37b.html
投稿: 中年音楽狂 | 2019/05/11 17:22
>中年音楽狂さん
コメントどうもありがとうございます。
日本はまだフュージョン大国で、それで食える人もいるんだなあ、ということを改めて思った1枚でした。なかなか日本進出も難しいでしょうが、こういうCDの記録があるというのも、台湾のフュージョンが分かって、良かったんじゃないかと思います。
投稿: 工藤 | 2019/05/11 17:52