Honestly/Jaco Pastorius
ジャコ・パストリアスの8日目。今日は彼の晩年のエレキ・ベースのソロのライヴです。以前(20年以上前)に聴いた時は、痛々しい、という表現で書いてましたが、今聴くと、この当時の演奏としてはかなり安定している演奏になってます。と言うよりは、相当調子が良かったのかなあと。問題はエレキ・ベースのソロだけの65分に及ぶアルバムを聴き通せるかどうか、というところ。結局は彼のファンが聴くための音源なのかなあ、という気がしています。ただ、インプロヴィゼーションが主体のため、あっちへ行ったりこっちへ来たり、少し冗長だったりしていますけど。そういうところを気にしなければ、貴重な音源なことは確かです。
Honestly/Jaco Pastorius(B)(Jazzpoint) - Recorded March 1986. - Part 1-10
ソロ(ディレイというかテープ・マシーンを使ったりする場面もあります)でのファンク的なインプロヴィゼーション主体の演奏。その合間におなじみの曲やフレーズが時に出てきます。ジャコ・パストリアスの演奏を知る上では欠かせないアルバムかもしれないですが、アルバムとして評価をすることとなると、テクニックの解析などが目的で聴かなければ、ちょっと65分のソロは普通に聴いて退屈かも。原曲もやや錯綜していて。この当時にしては調子がだいぶ良さそうなことはそのフレーズによどみが少ないことから分かりますが、最盛期の演奏を知っていると、少し差が出て来るかなあと思います。個人的には私、エレキ・ベースを弾くので割と興味深い演奏でしたが、普通のジャズ・ファンが全編聴き通すとなると、少しつらいかも。
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