Fathers And Sons
ジャック・ディジョネットの参加作の10日目。彼の参加作は直したほうがだいぶ多いので、年代的には’82年まで来てます。今となってはスゴいメンバーのアルバムなんですけど、この少し前まではエリス・マルサリスはニューオリンズのローカルでの活動だったので、ほぼ無名だったらしいことがライナーに書かれてました。2つの親子を組み合わせた企画もののアルバムですが、こういうものは今となっては珍しいアルバムでもあるので、持っていて良かったなあ、と思います。年代的にはまだLPの時代なので、収録時間は43分ほどと、長くはないですけどね。まあ、企画ものなので、久しぶりに聴いて、そう言えばこういうアルバムも持っていたなあ、としみじみ。
Fathers And Sons(Sony) - Released 1982. (1-5曲目のパーソネル)Ellis Marsalis(P), Wynton Marsalis(Tp), Branford Marsalis(Ts, Ss) Charles Fambrough(B), James Black(Ds), (6-9曲目のパーソネル)Von Freeman(Ts), Chico Freeman(Ts), Cecil McBee(B), Jack DeJohnette(Ds), Kenny Barron(P) - 1. Twelve It 2. A Joy Forever 3. Nostalgic Impressions 4. Futuristic 5. Lush Life 6. Jug Ain't Gone 7. Time Marches On 8. I Can't Get Started 9. Tribute To Our Fathers
前半がマルサリス親子兄弟(1-5曲目)、後半がフリーマン親子という、当時だからできたアルバム。エリス・マルサリス作が1-4曲目、ヴォン・フリーマン作が6-7曲目、チコ・フリーマン作が9曲目、5、8曲目がスタンダード。ジャック・ディジョネットはフリーマン親子とのセッション(6-9曲目)に参加。演奏はどちらも当時のメインストリーム系ですが、曲の構成が複雑なものもあって楽しめます。両方のバンドの演奏ともに、サウンド的には違いはありますが、今聴いてもなかなかカッコいい演奏。後半の方がよりオーソドックスかなと思いますが、そういうノリも楽しい6曲目、フリーキーな部分とアップテンポが交互に来る7曲目、ヴォンの優しいサックスが心地良い8曲目、8分の9拍子の部分が多くて、カチッとして進む9曲目。
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