Sonny Rollins' Next Album
ジャック・ディジョネット参加作の6日目。ソニー・ロリンズはホームページで’80年代以降のアルバムは取り上げたことはあったけれど、この時期のものはまだだったですね。今聴き直してみると、1曲目とか、クロスオーヴァ―の影響を受けているのが面白いです。まあ、ロリンズはバップフレーズの影響を受けずに、自分自身から湧き出るメロディを歌い上げているだけというイメージをいつの時代も持っています。だからこそ、ワン・アンド・オンリーの世界を築き上げたのかなあと。これより後の時代になると、ベースはエレクトリック・ベースだけになったり、けっこうマイペースですもんね。だからこそ、そういう彼を好きになったという。
Sonny Rollins'(Ts) Next Album(Milestone) - Recorded July 1972. George Cables(P), Bob Cranshaw(B), Jack DeJohnette(Ds on 1, 4), David Lee(Ds on 2-3, 5), Arthur Jenkins(Per on 1, 3) - 1. Playin' In The Yard 2. Poinciana 3. The Everywhere Calypso 4. Keep Hold Of Yourself 5. Skylark
ソニー・ロリンズ作は1、3-4曲目で、他はスタンダードなど。エレキベースにフェンダー・ローズでロックビートの1曲目とアップテンポの4ビートの4曲目、いずれもロリンズのサックスが目立っています。ドラムスの音が少々小さいような気もします。ちなみにエレキ・ピアノは1-2曲目、アコースティック・ピアノは3-5曲目で、エレクトリック。ベースは1曲目だけです。主役はサックスだけど、当時はこういうクロスオーヴァ―的なアプローチは新鮮だったと思わせる1曲目、珍しくロリンズのソプラノ・サックスが聴けるややアップテンポの明るい2曲目、カリプソのリズムで陽気に進んでいく3曲目、モーダルなアップテンポなんだけど、ちょっと録音バランスがイマイチな4曲目、10分にもわたるバラードでロリンズのソロが圧巻な5曲目。
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