Epistrophy/Bill Frisell/Thomas Morgan
ECMレーベルの新譜2日目で一段落。今日のアルバムは’17年に出た「Small Town」と同じヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴで、たぶんその時の残りテイクではないかと思われます。確か「Small Town」は’17年のベスト3に選んだような気が...。曲調の違いからか、今回はそこまでのすごみを見せてはいないようですけど、それでも好きなデュオには違いありません。淡々としていて、それでいて雰囲気を持って行かれて気が付いたら時間が経っていた、というような感じですし。ECMの中でも明るいサウンドではあるので、気軽に聴きやすい、というメリットもありますね。できれば2枚揃って聴きたいところですけど、このアルバムだけでもなかなかいいです。
Epistrophy/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2626)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. All In Fun 2. Wildwood Flower/Save The Last Dance For Me 3. Mumbo Jumbo 4. You Only Live Twice 5. Lush Life 6. Epistrophy 7. Pannonica 8. Red River Valley 9. In The Wee Small Hours Of The Morning
(19/04/20)ライヴで68分収録。前回「Small Town」(ECM 2525)と同じ時期なので、一連のライヴでの残りテイクかも、ポール・モチアン作の3曲目、ビリー・ストレイホーン作の5曲目、セロニアス・モンク作の6-7曲目、トラディショナルの8曲目とスタンダード、ポップスなど。1曲目の出だしから、淡々とした牧歌的なデュオのやり取りではじまり、これでつかみはOKという感じ。今回は彼らのオリジナルはないので、よりなじみやすい面も持っていると思います。牧歌的でジャズのバップの印象とは対極的な位置にあるのに、なぜかこの2人にジャズを感じてしまうのは不思議なことです。3曲目はフリー一歩手前の自由なやり取りが聴けます。そして割とシリアスな4曲目、個性的な、4ビートの6-7曲目など、聴きどころは多いかも。
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