Terrible Animals/Lage Lund
Criss Crossレーベルの新譜が2枚届いたので、先に聴いていきます。久しぶりに曲別にコメントを入れてみたのですが、10曲もあるとこの短い文字数ではちょっときついかなあと思います。でも、ギター度満点だし、4ビートは少ないけど、今の感じでジャズをやるとこうなるかなあ、というツボは押さえていて、けっこう興味深く聴けるんじゃないかと思います。メンバーもなかなか個性的な組み合わせですし、こういうところも楽しめる要素ですね。それにしてもギターの流暢なこと。あえてオリジナルだけで勝負しているのもいいですね。そしてジャケットは、Criss Crossレーベルの初期の頃を思い出します。
Terrible Animals/Lage Lund(G, Effects)(Criss Cross 1402)(輸入盤) - Recorded April 26, 2018. Sullivan Fortner(P), Larry Grenadier(B), Tyshawn Sorey(Ds) - 1. Hard Eights 2. Aquanaut 3. Suppressions 4. Haitian Ballad 5. Ray Ray 6. Octoberry 7. Brasilia 8. Take It Was 9. Terrible Animals 10. We Are There Yet
(19/03/02)全曲Lage Lundの作曲。なかなか個性的なジャズを奏でてます。相変わらず印象深いギター。曲によりドラムスのプッシュもなかなか。文字通り8ビート的にゴツゴツせまりつつ流暢なギターを操っている1曲目、出だしでギターの多重録音も使って音に厚みを持たせるややノリの良い2曲目、少し混沌とした出だしから、シンプルなベースとの演奏で渋く聴かせ、中盤4ビートになっていく3曲目、落ち着いていて、エキゾチックでもないバラードの4曲目、少しの浮遊感も交えつつゆっくい進んでいく5曲目、メランコリックなやり取りで盛り上がっていく6曲目、ミステリアスな4分の5拍子の7曲目、綾織り系で浮遊感のあるボッサの8曲目、スピリチュアルに進んでいくタイトル曲の9曲目、8ビートで自由に盛り上がる10曲目。
« Lines In The Sand/Antonio Sanchez & Migration | トップページ | Ganymede/Matt Brewer »
「音楽」カテゴリの記事
- スィート・フォー・トリオ/マーシャル・ソラール(2022.05.17)
- Lunea/Heinz Holliger(2022.05.16)
- Isabela/Oded Tzur(2022.05.15)
- John Scofield(2022.05.14)
「Criss Crossレーベル」カテゴリの記事
- Misha's Wishes/Misha Tsiganov(2022.03.22)
- A Glimpse Of The Eternal/David Binney Quartet(2022.03.09)
- Workout!/Greg Marvin(2022.01.13)
- Back On The Scene/Joe Van Enkhuizen Quartet(2022.01.06)
- The Color Of US Suite/Donald Edwards Quintet(2021.09.19)
「ジャズ」カテゴリの記事
- スィート・フォー・トリオ/マーシャル・ソラール(2022.05.17)
- Isabela/Oded Tzur(2022.05.15)
- John Scofield(2022.05.14)
- Contrast High/Michele Rosewoman(2022.05.18)
「Criss Cross1401-1450番」カテゴリの記事
- Misha's Wishes/Misha Tsiganov(2022.03.22)
- A Glimpse Of The Eternal/David Binney Quartet(2022.03.09)
- The Color Of US Suite/Donald Edwards Quintet(2021.09.19)
- From Here To Here/David Gilmore(2020.07.26)
- After Life/Noah Preminger(2019.06.28)
« Lines In The Sand/Antonio Sanchez & Migration | トップページ | Ganymede/Matt Brewer »
コメント