Relaxin' At Camarillo/Joe Henderson
チック・コリアの共演・参加作3日目。録音時期は既に’70年代終わりごろに差し掛かってます。この時期あまり4ビートジャズは見向きもされなかった時代でもありますけど、それでもコンスタントにいいアルバムは出ていたと思います。例えばこのアルバムのような。ただ、曲のメロディのつくりなど、少しフュージョンの影響を受けているなあ、と思う部分もありますけど。それにチックの全面参加となると聴かずにはいられない、という面もあります。リーダーのジョー・ヘンダーソンもなかなかいいですし。ブログに出て来る時期が遅かったかな、と思える部分もありますが、今までここまで聴く時間がなかったので、今聴けて逆に良かったなあ、と思います。
Relaxin' At Camarillo/Joe Henderson(Ts)(Contemporary) - Recorderd August 20 and December 29, 1979. Chick Corea(P), Tony Dumas(B on 1-2, 5), Richard Williams(B on 3-4), Peter Erskine(Ds on 1-2, 5), Tony Williams(Ds on 3-4) - 1. Y Todavia La Quiero 2. My One And Only Love 3. Crimson Lake 4. Yes, My Dear 5. Relaxin' At Camarillo
ジョー・ヘンダーソン作が1曲目、チック・コリア作が3-4曲目、チャーリー・パーカー作が5曲目で、2曲目はスタンダード。曲によってトニー・デュマスとピーター・アースキン、リチャード・デイヴィスとトニー・ウィリアムスとのコンビを使い分けていて、その違いも面白い。大物セッションなので、今聴いても素晴らしい演奏です。曲も、ややフュージョンの影響を受けたりしています。ある意味ラテン的な感じも少しするけっこうガツンと来る1曲目にはじまり、あくまでもしっとりとした感じで優しく進んでいくバラードの2曲目、いかにもチックらしいカチッとした感じの曲で割とハードにせまる3曲目、フレーズが速い部分もありながらけっこう渋いいぶし銀の魅力がある5曲目、サックスとベースのユニゾンテーマがカッコいい4ビートの5曲目。
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