Sun Of Goldfinger/David Torn, Tim Berne, Ches Smith
ECMが飛び飛びに届いてきてます。このアルバム、持ち込み音源だろうと思うのですが、デヴィッド・トーンのプロデュースになっています。ECMのある意味ハードな側面である、盛り上がりの多いフリー・インプロヴィゼーションがメインです。なので、買って、ヤッター、と思う人と、何じゃこれはと思う人と二極分化するアルバムではないかなあと思います。私をご存知の方は、こっち方面が私、好きなので分かってらっしゃると思いますが、その点を考慮に入れてご購入の検討をしてみてください。このメンバーだとね、さすがにいい演奏をしていると思います。ただ、それが聴き手に伝わるかどうか、というのは別問題ですからね。
Sun Of Goldfinger/David Torn(G, Live-looping, Electronics), Tim Berne(As), Ches Smith(Ds, Electronics, Tanbou)(ECM 2613)(輸入盤) - Recorded September 2015 and August 2018. - Craig Taborn(Electronics, P on 2), Mike Baggetta(G on 2), Ryan Ferreira(G on 2), Scorchio QUartet: Amy Kimbell(Vln on 2), Rachel Golub(Vln on 2), Martha Mooke(Viola on 2), Leah Coloff(Cello on 2) - 1. Eye Maddle 2. Spartan, Before It Hit 3. Soften The Blow
(19/03/23)デヴィッド・トーンのセルフ・プロデュース作。2曲目が彼の作曲で、1、3曲目が3人のフリー・インプロヴィゼーション。それぞれに20分台もある大作になっています。エレクトロニクスを駆使して、それと楽器音との融合とともに、幽玄な、時に盛り上がりもあるフリーの世界を描いていますが、それゆえにかなりハードな感じの部分もあり、聴く人を選ぶかも。ただ3人ともこういう演奏は得意なので、フリー方面が好きな方は高みにのぼるような感触を味わうことができるか。かなり硬派な世界を行っていて、ECMとしてはかなり賑やかな方です。こういうギターの演奏を聴くとトーンはロックの人というイメージが強い。2曲目はある程度のメロディやハーモニーが出てくるので、ちょっと安心。3曲ともに異なるイメージです。
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