Mirror, Mirror/Joe Henderson With Chick Corea
チック・コリアの共演・参加作の4日目。奇しくもジョー・ヘンダーソンのリーダー作が2回続いてます。しかもレーベル違いなんで、この時期けっこう多作だったんですね。’82年のCDが発売される前の時期って、けっこういいジャズのアルバムが多いような気がしてますけど、時期が時期だけにCD化されればラッキーというような年代でもあります。このアルバムも実際にCD化されたのは’93年のことで、もう25年も前とはいえ、こういう音源を聴けて良かったと思います。withチック・コリアと書かれているのは背表紙だけで、英語のタイトルでは、ジョー・ヘンダーソンだけの名義になってますので、こういうところも商魂たくましいというか。
Mirror, Mirror/Joe Henderson(Ts) With Chick Corea(P)(MPS) - Recorded January, 1980. Ron Carter(B), Billy Higgins(Ds) - 1. Mirror, Mirror 2. Candlelight 3. Keystone 4. Joe's Bolero 5. What's New 6. Blues For Liebestraum
チック・コリアが2曲(1、6曲目)、ロン・カーターが2曲(2-3曲目)提供しています。この時期ならではのサウンドのジャズが聴けます。ジョー・ヘンダーソン作曲の4曲目は、なるほど「ボレロ」しているかも。5曲目はスタンダード。これだけの大物が集まるのも珍しいことなので、そういった意味でも押さえておきたいアルバム。8分の6拍子でメロディアスながらどことなく浮遊感も残る1曲目、スタンダードのような雰囲気で渋めにせまってくるバラードの2曲目、ノリはいいのだけどテーマが少しとぼけた感じの3曲目、どことなくエキゾチックな雰囲気もあるモーダルなサウンドの4曲目、 ジョー・ヘンらしいアプローチでミディアムでのスタンダードの5曲目、ブルースなんだけど、今っぽいメカニカルなサウンドのアップテンポでの6曲目。
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