Imagine Meeting You Here/Alister Spence And Satoko Fujii Orchestra Kobe
実は2月中旬に新譜が3枚(ちょっと前の新譜も含めて)届いていたんだけど、繁忙期の関係で旧譜のストックを出し続けていて早く紹介できなかったでした。やっとそれを紹介できる時がやってきました。昨年12枚のアルバムリリースをした藤井郷子、今年の1枚目はAlister Spenceのアルバムに藤井郷子オーケストラ神戸が参加する形でのアルバムで、作曲は全曲Alister Spenceです。サウンド的には藤井さんのものと少々違っていて、このアルバムだけ比べるとフリーの場面が少ないような気がしますが、それでもあうんの呼吸で自由にやっていると思われるところも多いです。フリーとしてはなかなか面白いアルバムになりました。
Imagine Meeting You Here/Alister Spence(Cond) And Satoko Fujii(P) Orchestra Kobe(Alister Spence Music) - Recorded September 10, 2017. Ko Iwata(As), Yasuhisa Mizutani(As), Eiichiro Arasaki(Ts, SHakuhachi), Tsutomu Takei(Ts), Keizo Nobori(Bs), James Barrett(Tp), Shojiro Yokoo(Tp), Natsuki Tamura(Tp), Rabito Arimoto(Tp), Yusuke Imanishi(Tb), Yasuko Kaneko(Tb), Takumi Seino(G), Hiroshi Funato(B), Yoshikazu Isaki(Ds) - 1. Imagine Meeting You Here 1 (Imagine) 2. Imagine Meeting You Here 2 (Meeting) 3. Imagine Meeting You Here 3 (You) 4. Imagine Meeting You Here 4 (Here) 5. Imagine Meeting You Here 5 (Postcript)
全曲Alister Spenceの作曲でピアノに藤井郷子。彼女の神戸のオーケストラが参加。1曲目の出だしから、日本古来の音楽が混ざっているようなサウンドで、ある意味異国情緒を出しています。1曲目は結果的に和洋折衷的な。ハーモニー等は藤井のサウンドとは少し違いますが、記譜された部分と自由な部分があると思われるところは共通項があるかと。ゆったりした一貫したリズムがまた心地良い。前半5拍子の2曲目はどことなくユーモラスかも。もちろんフリーになる部分も。何となく雅楽を思わせるようなゆったりした出だしの3曲目も、後半盛り上がってドラマがありますし。ベース・ソロではじまりその後にはっきりしたテーマから変奏的に飛翔していく変拍子の4曲目、ゆったりしつつ動物の鳴き声のような音もある5曲目。(19年2月16日発売)
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