Ganymede/Matt Brewer
Criss Crossレーベルの2日目にして一段落。今日はマット・ブリューワーのリーダー作ですが、何とサックス・トリオでの演奏になります。サックス・トリオだとベースの出番は必然的に多くなりますが、アルバム1枚分だと、ちょっと寂しいイメージがあります。でも、それは大丈夫。もう音数が多いくらいの3人なので、全然飽きさせずに聴かせてくれます。オリジナルと既成曲とだいたい半々というところもいいのですが、あまりそれを気にすることなく演奏力で聴かせてしまうような力わざがありますね。トリオとしてはけっこういい組み合わせではないでしょうか。個人的にはけっこう気に入った1枚です。
Ganymede/Matt Brewer(B)(Criss Cross 1403)(輸入盤) - Recorded September 11, 2018. Mark Shim(Ts), Damion Reid(Ds) - 1. Ganymede 2. Don't Wake The Violent Baby 3. RJ 4. Triton 5. Afro Centric 6. Io 7. Eos 8. Psalm 9. Willisee 10. When Sunny Gets Blue
(19/03/02)3曲目がロン・カーター作、5曲目がジョー・ヘンダーソン作、7曲目がオーネット・コールマン作、9曲目がデューイ・レッドマン作で、2曲目がマーク・シム作、マット・ブリューワー作は1、4、6、8曲目。サックスのピアノレス・トリオでの演奏ですが、ドラムスの音数も多いし、3人とも静かにしているタイプではあまりないので、けっこう賑やかな演奏のイメージがあります。特に1曲目からそのサウンドなので、それが方向性を決めた感じです。サックス・トリオでも2曲目、3曲目と行くにつれて曲調は違ってくるので聴いていて飽きません。しかもフレーズの速い曲が多くさすがのトリオ。ベースも支える重みがあるので十分前に出ている感じです。時にやや静かな曲もありますが、演奏はやや饒舌。緩急つけつつのサウンド。
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