Absinthe/Dominic Miller
ECMレーベル新譜がまた届いたので、順番を変えて聴いていきます。今日のアルバムはドミニク・ミラーのECMリーダー作2枚目。今度は前回に比べてちょっと編成が大きいですし、エレキ・ベースとドラムスが揃っていて、この2人が落ち着いたビートを出すだけでも前のアルバムよりちょっと押し出しが強くなった感じはあります、それでもバンドネオンが参加していたり、ギターはアコースティックだったりと、そういう面ではECM的ではあるんですけど。ちょうど発売時期に来日公演もあったりして、人気、それなりにで出るんじゃないのかなあ、と思います。それでいてメランコリックなメロディがいいですね、
Absinthe/Dominic Miller(G)(ECM 2614)(輸入盤) - Recorded February 2018. Dominic Miller(G), Santiago Arias(Bandoneon), Mike Lindup(Key), Nicolas Fiszman(B), Manu Katche(Ds) - 1. Absinthe 2. Mixed Blessing 3. Verveine 4. La Petite Reine 5. Christiania 6. Etude 7. Bicycle 8. Ombu 9. Tenebres 10. Saint Vincent
(19/03/05)全曲ドミニク。・ミラーの作曲。ECMでの2作目もアコースティック路線ですが、バンドネオンを入れたり、マヌ・カッツェのドラムスでメリハリをつけたりと、ただ静かなだけではない、面白い構成になっています。メランコリックなメロディが多く、アルバムとして、あまりECMに縁のない人も楽しめそうな雰囲気。ベースもエレクトリックなので、そのまま盛り上がればフュージョン的になっていくような感じも。ロック出身の彼のECM的な側面を切り取ってはいますが、その予想ではもったいない気も。エレキ・ベースとドラムスが全面的には参加してないにしても、その雰囲気がいいというか。ここは流れに身を任せて通して聴く感覚で音楽を聴いています。それでも曲ごとの印象は微妙に違っていて、興味深いところ。なかなかいい。
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先日、コットン・クラブのライブに行ってきたギタリスト、ドミニク・ミラー。 この新 [続きを読む]
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工藤さま、トラバをありがとうございました。
ギターとバンドネオンが効果的に哀愁を誘う抑制の効いた空間だとおもいます。
光と陰が交差する郷愁ある世界……でも、ライブはもう少し熱を帯びて居ました。
こちらからもトラバいたしますね!
投稿: Suzuck | 2019/03/11 12:57
>Suzuckさん
TBどうもありがとうございます。
アコースティック・ギターとバンドネオンってけっこう相性いいですねえ。それで、全部に出てくるわけではないけれど、ベースとドラムスのメンバーが揃っていて、また前アルバムとは趣向も少し違っていて。このアルバム、けっこう気に入ってしまいました。
投稿: 工藤 | 2019/03/11 17:13