Natural Selection/Quest
デイヴ・リーブマンのアルバムの15日目。今日はQuest4作目で、このアルバムは3作目と同じレーベルから出ています。ロン・マクルーア作曲の5、7曲目のみエレキのフレットレス・ベースを使っていて、サウンドもフュージョン的に聴こえます。なぜこの時期に、と思うのですけど、比較的静かな曲が多いアルバムなだけに、アクセントになっている感じもあります。まあ、悪く言えば統一感がない、とも言いますけど、それは聴く人にゆだねるしかないですね。このあたりの時期は、本当にリッチー・バイラークとの共演が多い時期ですね。リーブマンはその後、マーク・コープランドとアルバムを続けて出すようになりますが、バイラークとも飛び飛びで今に至るまで関係が続いています。
Natural Selection/Quest(Pan Music) - Recorded June 1988. Dave Liebman(Ss), Richie Beirach(P, Synth), Ron McClure(B), Billy Hart(Ds) - 1. As Always 2. Natural Selection 3. Nocturnal 4. Amethyst Suite/Fahamivu 5. Michiyo 6. A Moody Time 7. Nighty-Nite
邦題は「自然淘汰」。オリジナル集で、デイヴ・リーブマン作が1、6曲目、リッチー・バイラーク作が2-3曲目、ロン・マクルーア作が5、7曲目、ビリー・ハート作が4曲目。曲調は比較的ゆったりしたものが多く、精神的というか、思索的なサウンドになっています。でもそんなに難しく感じるわけでもなく、1曲目の8分の6拍子に乗ったメロディが、なかなかきれいで印象的。いろいろ変わるビート(時に4ビートもあり)で、浮遊感たっぷりのコード進行とメロディが聴けるタイトル曲の2曲目、内省的なバラードの3曲目、前半がドラムスと他の楽器とのデュオ、後半が4人の演奏の4曲目、エレキ(フレットレス)・ベースが出てくるフュージョンのような5、7曲目、シンセサイザーとサックスのデュオから語り合うように進んでいく6曲目。
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