We Will Meet Again/Bill Evans
マーク・ジョンソンの参加作の2日目。ビル・エヴァンスのアルバムを淡々と聴いていきます。このアルバム2ホーンが入った、エヴァンスのリーダー作としては数少ないアルバムです。ほとんどがピアノ・トリオですからね。それと、ほとんどが彼の作曲というところも、前作「アフィニティ」では、オリジナルがなかっただけに、それも狙いのひとつだったんだと思います。アルバム単位ではなくて、ミュージシャン単位でみれば、ベーシストは、彼のポイント、個人的にはけっこう高いです。フレーズや録音している音質にもその理由はあるのかもしれませんけど、久しぶりに聴いて、至福の時間を味わえそうです。
We Will Meet Again/Bill Evans(P, Key)(Warner Bros.) - Recorded August 6-9, 1979. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds), Larry Schneider(Ts, Ss, Afl), Tom Harrell(Tp) - 1. Comrade Conrad 2. Laurie 3. Bill's Hit Tune 4. For All We Know (We May Never Meet Again) 5. Five 6. Only Child 7. Peri's Scope 8. We Will Meet Again
大部分がビル・エヴァンスの作曲。数ある彼のアルバムの中で、トランペットとサックスを加えたクインテットというのは、実はあまりありません。もうかなわぬ夢ですけど、この路線でも他に聴いてみたい気がします。また、何曲かが以前録音したものの再演。エレキ・ピアノをこのアルバムでも使用している曲があります。また、最後のリズム・セクションの顔ぶれがそろいました。ホーンが入ったことで、より本道のジャズらしさが強調されている感じがあります。マーク・ジョンソンのベースもスマートな感じ。エヴァンスの伴奏でのコンピングも、彼のリーダー作のせいか、大きめに入っています。そしてホーンが入ってない場面では、どんな曲もエヴァンスのピアノ・トリオという感じになってしまうのはスゴいことです。そしてソロでの存在感。
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