Trio + One/David Liebman
デイヴ・リーブマンのアルバムの2日目。今日はOwlからのリーダー作。こういうアルバムが国内盤で発売されていた時代ってあったんですね。もう30年も昔の話。もうそろそろ手直しの残り枚数も少なくなってきたので、有名盤以外は重なる追っかけミュージシャンが少ないかな、と思っていたら、まだありました。曲自体は全曲オリジナルということはあるけれど、デイヴ・ホランドとジャック・ディジョネットと組んだアルバムなら、悪かろうはずはありません。スリリングなサウンドから落ち着いた場面まで、いろいろと1枚のアルバムで楽しめました。ただ、やはりゴキゲンなジャズというわけではないので、聴く人を少々選ぶことになるかもしれませんけど。
Trio + One/David Liebman(Ss)(Owl) - Recorded May 1-2, 1988. Dave Holland(B, Cello), Jack DeJohnette(Ds), Caris Visentin(Oboe) - 1. Al The Things that... 2. In The Mean Time 3. Return To Napanoch 4. It's Defferent Out there 5. Master Of The Obvious 6. Romp 7. While We're On The Subject 8. Burst 9. Ode For Leo (Prelude) 10. Gazelle
全曲デイヴ・リーブマンの作曲(9曲目のみモチーフあり)。ピアノレス・トリオ(曲によってオーボエ参加)です。曲によってリズムも多彩で、マニアックだけど安心。リズム隊が非常に元気な部分もありますが、全編ソプラノ・サックスを使い、そのフレーズをはじめ、音の傾向として内側へ求心力が向かい少し思索的な感じがします。それでもメンバーがスゴいので、安定感のある4ビートがなかなか心地よい1、10曲目、ラテンビート的に躍動感のある2曲目、ベースのアルコ奏法メインで内省的なバラードの3、7曲目、ドラムスとの丁々発止の自由なデュオの4曲目と、どの曲も飽きさせずに聴かせてくれます。5曲目のオーボエもなかなかマッチしてます。6、8曲目のそれぞれの柔軟さも見事。9曲目はソロ。やはりメンバーがいい。
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