Time Line/Dave Liebman
デイヴ・リーブマンのアルバムの3日目。Owlレーベルのアルバムが続きましたが、フランスのレーベルは、売れ行きよりもその内容とか芸術性に重きを置くレーベルと聞いたことがあります。そういう意味でけっこう好きにやらせてもらっていたんでしょうね。彼のアルバム、コメントはできるだけ前に書いたのを活かす形でそれに肉付けしていくのですが、今回がほぼ全面書き替えになってしまいました。内容を表さない記述を20年以上も続けてきたわけで、ちょっと赤面ものなんですけど、かなりマイナーなアルバムだし、ブログにアップするのは今回が初めてなので、そんなに神経質にならなくてもいいのかな、と思ってみたり。やはり彼は彼でした、というのが正直なところです。
Time Line/Dave Liebman(Ss)(Owl) - Recorded May 1989. Bob Mintzer(Ts, Ss, Bcl, Cl, Piccolo), Caris Visentin(Oboe, English Horn), Conrad Herwig(Tb), Jim McNeely(P), Rufus Reld(B), Adam Nussbaum(Ds) - 1. Picadilly Lilly 2. And Now, For A Show Tune 3. Something She Would Do 4. Time Line 5. Port Ligat 6. The Breaking Of The Code 7. Places Before
7曲目のみCaris Visentin作曲で、他は全てデイヴ・リーブマンの作曲。変わった楽器も交えてホーンが4人。ホーンアレンジは凝っていて、ジャズ的な、あるいはクラシック的な上にクローズド・ハーモニーが乗っかった部分も、フリー的な部分もあるし。1曲目はアドリブ部分はけっこう明朗な4ビートジャズ。2-3曲目になると、やはり思索的で内省的な面が見え隠れしてます。無機的な出だしからホーンのエキゾチックなフレーズとドラムスのロックビートが出てくるタイトル曲の4曲目、ピアノではじまり、ひんやりとしたホーンのハーモニーが出てバラードからロックビートになる5曲目、ドラマチックな展開ながらエキゾチックな感じもある14分台の6曲目、オーボエが映えて、ミステリアスで、よりクラシック的な感触もある静かな7曲目。
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