The Paris Concert: Edition Two/Bill Evans
マーク・ジョンソンの参加作4日目。今日はパリ・コンサートの2枚目です。昔(20年以上前)に聴いていた時は気が付かなかったけど、1枚目がスタンダードなど、2枚目はオリジナル中心と、趣向を分けたアルバムになっているんですね。このアルバム、ソロ・ピアノの曲もけっこういいし、最後に17分弱の「ナーディス」を持ってくるところなんか、素晴らしいと思います。相変わらず自分がこの時期のビル・エヴァンスの演奏の感想を書くのは何だか気が引けてますけど(特にこの後に生前の未発表ライヴが続く)、このアルバムは以前は「上のアルバムと同じ日の録音です。」としかアルバコメントを書いてなかったですし、そこからすれば、もう少し詳しくは書いているかな、と思います。
The Paris Concert: Edition Two/Bill Evans(P)(Warner Bros.) - Recorded November 26, 1979. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. Re: Person I Knew 2. Gary's Theme 3. Letter To Evan 4. 34 Skidoo 5. Laurie 6. Nardis
Edition Oneと同じ日のライヴ演奏。こちらの方はビル・エヴァンスの作曲は多めで、1、3-5曲目と6曲中4曲あり、他にゲイリー・マクファーランド作(2曲目)、マイルス・デイヴィス作(6曲目)と、1枚目とは趣向が違っています。演奏的にも方向が違うようでいても、どこをどう切ってもエヴァンスのピアノになるので、この2枚セット、飽きずにライヴとして(曲順は変えているでしょうが)聴き通すことができます。やはりこちらも穏やか系な曲が目立っている印象。それにしても通常のジャズのイメージでは昔の視点でなかなかなかった、このリリカルさとエレガンスさは何だろう。さすがにフォロワーをたくさん輩出した奏法ですね。3、5曲目のようにソロ・ピアノの曲もあるけど、17分近くある6曲目もなかなか聴きごたえがある曲です。
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