Orange And Blue/Al Di Meola
マーク・ジョンソンの参加作の11日目。また3年ほど飛んで、アル・ディ・メオラのアルバムになりますけど、彼の’70年代の初期の作品を知っている身にとっては、サウンドがずいぶん変わったなあ、という印象です。それでも、いろいろなサウンドの変遷があって、ある時期にここにたどり着いているというのも興味深いですね。ベースとドラムスの顔ぶれの豪華なこと。それでいてトータルサウンドを目指しているので、メンバーが曲ごとに替わっても違和感は全然ないですし。ただ、パット・メセニー・グループの影響は、これを聴いてしまうと、やっぱりあるなあ、という気持ちが強くなります。それでもディ・メオラらしいまとめ方なので好きなアルバムですけど。
Orange And Blue/Al Di Meola(G)(Bluemoon) - Released 1994. Peter Erskine(Ds on 6-8), Manu Katche(Ds on 4, 9, 11), Steve Gadd(Ds on 10, 12), Marc Johnson(B on 1, 2, 5-8, 11-12), Pino Palladino(Fretless B on 4), Mario Parmisano(P, Key on 1-2, 4-13), Herman Romero(Vo, Per, Synth, G on 1-4, 6, 8-12), George Dalaras(Vo on 9), Noa(Vo on 3), Simon Shaheen(Vln on 12), Gumbi Ortiz(Per on 4, 10, 12), Andres Boyasky(Sax on 4) Conrad Hervig(TB on 4), Mike Pinella(Tp on 4) - 1. Paradiso 2. Chilean Pipe Song 3. Ta'alina Chant 4. Orange And Blue 5. This Way Before 6. Summer Country Song 7. If We Meet Again, Part One 8. If We Meet Again, Part Two 9. Cyprus 10. Theme Of The Mother Ship 11. Precious Little You 12. Casmir 13. On My Own
アル・ディメオラ単独作が1-2、4-6、11-13曲目で、他は10曲目がチック・コリアとの共作、他にヴォーカリストや作詞家との共作(3、9曲目)、その他3人での共作7-8曲目。彼がアコースティック指向になって久しいですが、このアルバムはかなりパット・メセニー・グループのサウンドを意識して作ったのではないかと思える作品。ブラジル指向というか、ヴォーカルというかヴォイスも入っていたり、変拍子も使ってドラマチックな曲の調子にしてしまうと似てしまうだけなのかもしれないですが。かなり聴きやすいです。それでいてスパニッシュなギターの感じは多少薄まるも隠してはいない感じですし。そして、ドラマーやベーシストなど、曲に合わせて非常に豪華なメンバーでの録音も特筆に値します。雄大な感じの曲たち。
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