On The Corner/Miles Davis
デイヴ・リーブマンのアルバムの6日目で、ここから共演・サイド参加作になります。やはりこれからコメント手直しをするミュージシャンに多いのですが、マイルス・バンド出身の人が多いので、避けて通ることはできませんね。個人的にはこのあたりをコメントしていくのは苦手なんですけど、何とかやってみます。このアルバムは特にベースのマイケル・ヘンダーソンがサウンドを決めている感じで、完全なファンク・ビートに乗っかった演奏になっています。発売当初にこのアルバムを聴いた人は面食らってしまったのでは、と思います。その頃からジャズ・フュージョン界がこういったサウンドに席巻されていくのですが。
On The Corner/Miles Davis(Tp)(Sony) - Recorded June 1, 6 and July 7, 1972. Bennie Maupin(Bcl), Dave Liebman(Ss), Carlos Garmett(As, Ts), Chick Corea(P), Herbie Hancock(P), Harold Williams(P), John McLaughlin(G), Colin Walcott(El-sitar), Michael Henderson(B), Jack DeJohnette(Ds), Billy Hart(Ds, Per), Don Alias(Per), Mtume(Per), Badal Roy(Tabla) - 1. On The Corner New York Girl/Thinkin' One Thing And Doin' Another Vote For Miles 2. Black Satin 3. One And One 4. Helen Butte Mr. Freedom X
全曲マイルス・デイヴィス作曲。このアルバムでは、ファンク・ビートにのって(ベースのマイケル・ヘンダーソンはソウル出身)、しかもパーカッション、タブラ、シタール(コリン・ウォルコットのクレジットもあります)等の絡むリズムは久しぶりに聴いてかなり気持ちのいいものだと実感しました。ポリリズミックなファンクとでもいうのでしょうか。今となってはちょっと古い感じもありますが、逆にそれがその時代のファンクを取り込んで、当時としてはかなりトンガッたサウンドになっているのでしょう。ここではハービー・ハンコックが呼び戻されています。 曲の割り方と、クレジットが不十分のため分かりにくいですが、デイヴ・リーブマンとチック・コリアは1曲目に参加していると思われます。はっきりとしたリズムが心地良く流れていきます。
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